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日本株式インパクト投資ファンド ーアクティブファンドを眺めてみよう #46 / 第3期運用報告書(2024年5月)の投資先を反映しました

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第46回です。

これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。

今回眺めてみるのは

日本株式インパクト投資ファンド

です。

以前に月次レポート研究所で注目したファンドです。

m@さんもブログで取り上げられていました。その当時(2023年8月)。

とても残念なことに販売会社はりそな銀行のDC(確定拠出年金)のみ。ある意味りそなの直販ファンドというわけです。しかもiDeCoや確定拠出年金限定という事はほぼ積立限定という事です。熱いぜ!

m@さんが「熱いぜ!」と評されるのは、かなりの熱量です。

そんな日本株式インパクト投資ファンドですが、マネックス証券ほかで販売が始まっていました。

そこで今回はこのファンドを眺めてみます。


受益権総口数の推移

2021年6月に設定されました。以降の月末時点での受益権総口数の推移です。

2024年7月末までアップデートしました。

2023年5月以降、15ヶ月連続で受益権口数が前月末比増加=ファンドへの資金純流入となっています。まだ規模は非常に小さいですが資金純流入トレンドになっているのはGoodですね。

交付目論見書

日本における社会的課題の解決にビジネスとして取り組み、持続 的に企業価値を拡大させるとともに、社会的インパクトを創出する ことが期待できる銘柄を厳選して投資を行います。

https://www.resona-am.co.jp/fund/120021/pdf/k120021.pdf

インテンション(意図)という言葉が登場します。

インパクト投資におけるインテンションとは、ポジティブで測定可能な社会的インパクトを生み出す意図をいいます。

このファンドのインテンションは 『持続可能で住みよい日本社会』の実現 とされています。

このインテンションをさらに具体的にしたのが以下のチャートです。

月次レポート では次のような内訳が見られます。

2024年1月末


2024年7月末

投資先がどのような課題領域の観点から選ばれているかに絡めてそのウエイトがわかります。

組入比率トップの 日立製作所 さんは複数の課題領域に関連するとされています。7位のスターツコーポレーションさんも複数の課題領域ですね。

目論見書で説明されている運用プロセスです。

月次レポートのほかに年次でインパクトレポートが発信されています。

インパクトレポート

2023年版

https://www.resona-am.co.jp/fund/120021/pdf/impact_report/fy2023.pdf

70ページの超濃厚なレポートになっています。

2022年版 もWebサイトで閲覧可能です。

「長期厳選投資を通じたリターンの獲得」という考え方は理にかなったものだと感じます。

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