スパークス・アセット・マネジメントの月次レポートを読んで #32(2022年12月末)
スパークス・アセット・マネジメントさんの運営するファンドの月次レポートを読んでみる定点観測です。
スパークスさんのnoteの記事です。
Letters From SPARX がリニューアル!
この Letters From SPARX の中身を大幅にリニューアルされました。
これまでは運営されているファンドの月次レポートの解説、紹介がメインでした。
しかし、今回からは noteのためにつくられたコンテンツになったようです。
今回は、厳選投資の投資先、日立製作所さん、ファーストリテイングさんの具体的な動きから「世界水準での競争力確保」について述べられています。
次回以降の Letters From SPAX も楽しみです!
では、スパークスさんの運営されているファンドの月次レポートをいくつか眺めてみます。
スパークスさんの月次レポートで素晴らしいと思える理由。
ファンドそれぞれの報告、発信から「ここをもっと自分で調べてみたいな」と感じさせてくれる”学び”のきっかけがあるから、です。
各ファンドの投資先の会社を紹介している箇所を重点的にピックアップされていますが、その説明の中で株価(市場の評価、価格)についてのコメントが非常に少ないのも極めて大きな特徴です。投資先の会社の「企業価値」の観点で説明されています。
企業価値を探究する、探究しているファンド だと感じます。
この姿勢に関心を寄せ、支持する投資家が一人でもふえて欲しいと願っています。
スパークス・ジャパン・オープン (愛称:キョウソウの架け橋)
2022年12月末基準の月次レポートでは、投資先の「コクヨ」さんとの”対話”について詳しく説明されています。
対話の内容、未来に向けてどんな会話が交わされたのか レポートをぜひご覧ください。
スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド (愛称:ライジング・サン)
月次レポートでは、投資先の #大栄環境 さんが紹介されています。
レポートを読むまで全く知らない会社でした。お恥ずかしい。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9336/tdnet/2214995/00.pdf
バランスシート、「固定資産」に”最終処分場”という勘定科目があるのが目を引きますね。
市場の評価です。
今後が注目されますね。
スパークス・新・国際優良日本アジア株ファンド(愛称:日本アジア厳選投資)
2022年12月末の上位10社です。
前月末です。
11月末と比較すると投資先は1社増で35。
上位10社のうち2社入れ替わっています。
月次レポートでは2022年の投資行動、ポートフォリオの現状について述べられています。
ポートフォリオはこんな感じです。
1年前、2021年12月末 です。
日本のウエイトが10ポイント以上減っていますね。
業種別では食品・飲料・タバコが大きく減っているのが目立ちます。
2021年12月末の上位10社です。
この1年で投資先が10以上増となるなど、色々な変化があった感じです。
今後に注目です。
次回も気合の入ったレポートを読めたらいいな。期待しています!
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