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note さん、2024年11月期第2四半期決算をちょこっと眺めてみました
上の記事の通り、 note さんの株式が上場したその日、株式を取得しました。
そのnote さんが2024年11月期第2四半期(2022年12月〜2024年5月)の決算を発表されました。
そして、note のIRチームのCFO 鹿島さんのXポストです。
note (5243)、黒字化達成しました!
— 鹿島幸裕 | note CFO (@kashiman_jp) July 10, 2024
ポイント:
・2Qの営業損益は19百万円の黒字!上期でも12百万円の黒字で、通期計画を超過する水準です。
・四半期の売上も8.11億円(YoY+17%)と過去最高。1Qと比べて大規模販促はなかったですが、アプリ課金開始など売上も堅調に積み上げることができました。… pic.twitter.com/0MuXp1VuNc
黒字化ですね!
上記の資料に載せられた定量的なデータからいくつかグラフをつくってみました。
note全体の売上高(直近12ヶ月)の推移
決算説明資料 の11ページの数字を元につくったグラフです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720648497605-Ogh1HdD8PU.png?width=1200)
直近12ヶ月(LTM; Last Twelve Months)で見ると、2023年6月〜2024年5月の売上高は、2022年6月〜2023年5月の売上高の+20.8%となりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720648660501-8JAdeI1IT8.png?width=1200)
2024年11月業績予想の売上高の前提として「売上高は成長率+20%以上を計画」とされていましたが、しっかりとクリアできています。
note事業の売上高(直近12ヶ月)の推移
![](https://assets.st-note.com/img/1720648568764-ybtk1kdHI1.png?width=1200)
note pro事業の売上高(直近12ヶ月)の推移
![](https://assets.st-note.com/img/1720648583591-Ulu64Wm8n7.png?width=1200)
注目していきましょう。
街の様子はどんなふうに移り変わっているか
資料では、noteを「クリエイティブの街」と表現しています。
そして、こう述べられています。
CREATION、DISTRIBUTION、FINANCEをバランスよく伸ばすことがnoteが提供する価値を最大化するために重要であると考えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1720648751502-S3g0L0xXDC.png?width=1200)
CREATION、DISTRIBUTION、FINANCE を考えながら、発表の各種データを関連づけてみました。
まずCREATIONです。
CREATION
創作するのは「人」、クリエイターのみなさんですよね。クリエイターの数の推移です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720648770975-ehCdsq55p3.png?width=1200)
2024年5月で1,398千人。対前年同期比 +19%となっています。
そのクリエイターが創り、世に送りだしたコンテンツ数です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720648799208-b774M8N2wC.png?width=1200)
2024年5月、4,477万件。対前年同期比+28%。クリエイターさん数の伸び率よりもコンテンツ数の伸び率が高くなっています。
コンテンツ数➗クリエイター数を出してみると、こうなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1720648833376-2vt3ur2MZs.png?width=1200)
クリエイターさん一人あたりの創作記事数が増えています。創作を続けられているクリエイターさんが増えている、と捉えています。
「街」で活動する、創作するクリエイターさん、創作物が着実に増えています。これが街の「ストック」「資産」になっていきますね。
DISTRIBUTION
創作物を受け取る、楽しむ側の会員数が着目するところだと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1720648913881-hFFC8DHsTa.png?width=1200)
2024年5月、800万人を突破!
対前年同期比+23%。会員数も着実に増えていますね。
街を回遊してみよう、そう考えてくださる会員さんが増えることは非常に喜ばしいことです。
会員数➗ユニーククリエイター数 の推移を描いています。
![](https://assets.st-note.com/img/1720648993266-VzTfEDGtct.png?width=1200)
数値がどうなったらいいのか、はちょっと何とも言えないのですけれど定点観測していますw
この数字が大きい方が「創作してみよう」、この街で創作すれば多くの人に届くかもしれない、という最初の一歩を促す可能性はありそう、というのが僕の仮説です。
FINANCE
一番ストレートなのがGMVとARPPUになるかと思います。
GMVの推移です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720649072591-EP579ProAA.png?width=1200)
こちらもLTMで推移を見ています。前の四半期との比較で+25%です。
ARPPUの推移です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720649089596-4Hgvx6WaZg.png?width=1200)
月間購読者数を会員登録者数で割った数値の推移です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720649105658-yKQT3LarO8.png?width=1200)
これらの数値は有料コンテンツがどの程度受け入れられているか、も示しているので注目です。
売上原価
![](https://assets.st-note.com/img/1720649269094-pVTRg9kyaQ.png?width=1200)
このスライドで注目したのは「売上原価」です。これは主として「開発人件費」とされています。ということからすると、粗利率だけではなく売上原価の絶対値も注目すべき数値かもしれない、という発想が浮かびました。
この第2四半期まで(2023年12月〜2024年5月)の売上原価は 91百万円。前四半期が42百万円でしたから第2四半期だけでみると49百万円となります。前年同期間の売上原価は52百万円でした。
今期は連結決算ですのでその点考慮する必要ありますが、売上高が伸びる一方、原価の絶対値が減少していました。
コスト、費用として認識されていても、新しい価値創造につながる投資の側面もあるかもしれないので、この数値は気にしてます。
最近の事業活動から
![](https://assets.st-note.com/img/1720649574085-4W8pmbeerq.png?width=1200)
Tales & Co. に続く新しいサービスが出てきそうですね。
noteの資産には色んなものがありますからね、楽しみです。
中長期的な業績見通し・財務方針
![](https://assets.st-note.com/img/1720649768183-z2PBF81S9L.png?width=1200)
株主として黒字化は大変喜ばしいことですが、会員数を順調に伸ばしてほしいな、というのが一番大きいかなあ、と。
加えて、創作大賞ですね。ユニークで面白い作品の登場が期待されます。
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— note (@note_PR) July 9, 2024
応募作品数3万件突破!#創作大賞2024
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7/23(火)の〆切まで残り2週間となりました。
現時点での部門ごとの応募作品数はこちら。まだまだご応募、お待ちしています!
※連載作品については話数に関わらず1作品として算出しています。 pic.twitter.com/FC51rnIcxi
株主として定点観測していきます。
note の皆さん、どうぞよろしくお願いします!
IRチームの皆さんの記事も楽しみです。
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