スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(愛称:対話の力) ーアクティブファンドを眺めてみよう #11
アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから
「企業価値を探究しているか?」
そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第10回です。
前回はこちらです。
今回眺めてみるのは
スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(愛称:対話の力)
僕自身、ファンドの設定以来お世話になっているファンドです。
以下のリンクで毎月定点観測しています。
昨年、眺めてみた際の記事です。
このファンドの愛称は『対話の力』なので、以降、対話の力と呼びます。
『対話の力』は2014年12月の設定です。去年10月にファンドの第8期を終えました。
受益権総口数
受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。
「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。
設定来の月次推移を表にしています。
2022年12月末で受益権総口数は10.2億口。設定来のピークの7割強です。そのピークからは減ってしまっていますが2021年12月末は7.6億口でしたから2022年は『対話の力』にとって大きな新たな資金を得た1年だったことになります。2023年、さらに支持を得てより多くの資金流入となるか注目されます。
パフォーマンス
モーニングスターさんのデータを元に、調べてみました。比較対象にしたのは2つのETFです。
年間リターンの推移です。
TOPIX とは6勝2敗、日経平均 とは5勝3敗といった具合です。
このシリーズでファンドのパフォーマンスを眺める際に使うのは ローリングリターン です。
まずは1年です。
ここから先は
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