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コモンズ30ファンド ウオッチ #15 2024年2月末

コモンズ30ファンド の月次定点観測の第15回です。

前回の定点観測はこちらです。

月次レポートです。

https://www.commons30.jp/pdf/fund30/report202402.pdf


ポートフォリオと上位10社

2024年2月末のポートフォリオ、上位10社です。

運用報告動画、最新版です。

こちらの動画では、丸紅 さんが取り上げられています。

月次レポート 「ピック!」のコメントから:

#東京エレクトロン

顧客の設備投資動向や足元の業績動向を反映して通期業績見通しを上方修正しました。2024年度に向けては、中国での設備投資が継続することや、年後半には最先端のメモリ投資が回復するとの見通しを示していますので期待感を持って注視していきたい

#ユニ・チャーム

中国においては、サプライチェーン上の在庫の積み上がりによる調整に加え、ALPS処理水放出を受けてECのセールのタイミングでインフルエンサーマーケティングができなくなったことなどにより、売上高では前年を9%下回る低調な業績

一方で、インド、中東・サウジアラビア、ブラジルといった成長市場においてはシェア上昇も相まって高い成長を実現しており、こちらは今後に向けてさらに期待が高まる

#丸紅

既存事業をさらに伸ばすことが確実性の高い成長戦略であると認識し、成長投資においても既存事業の充実や既存事業領域の戦略追求に資金を重点配分しています。こうした、投資効果が2025年3月期以降の業績にプラスとなって出てくると期待しております。

コモンズ投信の皆さんが注視されているポイントが把握できて大いに参考になります。この「ピック!」から、投資先の会社の皆さんが未来での価値創造、実現に向けてどんな行動をおこなっているのか、その一端が読み取れます。

株価(価格)ではなく、投資先の会社が実現している「価値」をしっかりと追究している、メンテナンスしてくださっている姿勢を感じます。

noteでの発信からもそんな姿勢を感じています。

今月のレポートの巻頭、渋澤さんのメッセージからです。

全体が失われた30年に突入しても、個別の価値創造がある。今、全体がフィーバーしているからこそ、企業それぞれの持続的な価値創造に厳選投資することが大事です。

誰がどこでどうやって価値を創り出しているのか、そこに関心を持って想像力を働かせる。そうしたプロセスを積み重ねているか、いつから意識しているか、それが時間とともに大きな違いを生み出すのだと思います。

受益権総口数の推移

受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。資金が流入する、継続的に資金が流入している=受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。コモンズ30ファンドの2017年12月末以降の月次の推移です。

2021年3月以降2023年4月まで26ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加、つまり、ファンドへの資金純流入が続いてきましたが、前回2023年5月は減少となりました。27ヶ月ぶりのファンドからの資金純流出でした。

2024年2月は1.3億口の増加でファンドへの資金純流入となりました。

9ヶ月連続の資金純流入です。

【オンライン】こどもとうしかのための コモンズの視点~企業のミカタ~ 任天堂のごしょうかい

こうした機会こそが未来への投資になるんですよね。とても素晴らしい企画。

バックナンバー

過去の記事は下記のリンク先でも格納しています。

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