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スパークス 『アジア厳選投資』 『少数精鋭』ウオッチ #5 (2023年4月末)

2023年から2つのファンドの月次定点観測をはじめました。

スパークス・新・国際優良アジア株ファンド(愛称:アジア厳選投資)

スパークス・少数精鋭・日本株ファンド

この2つのファンド。

アジア厳選投資は2021年から、少数精鋭は2022年から、毎月コツコツと買い足しています。

前回の記事はこちらです。

最初にアジア厳選投資からです。

アジア厳選投資

最新の月次レポート は こちら

上位10社、ポートフォリオ

投資先の数は前月末から2減で32社になっています。1年前との比較では9社が入れ替わっています。

「組入期」の列にある数字はファンドが投資開始したと推測される決算期を入れています。「6」は2022年5月開始の第6期です。先週、第6期は終わりましたね。第7期に入りました。

2023年3月末の上位10社の中に組入期「6」が9社に達しています。この1年で投資先の入れ替えが積極的に大規模に行われていると推測されます。

最新の月次レポートでは、Indofood CBP Sukses Makmur(インドネシア/食品・飲料・タバコ) について詳しく説明されています。

当ファンドではバ リュエーションに割安感が出てきたことから、2023年第1四半期に同社を組み入れました。同社はPinehill Group社の買収によって 成⻑余地が大幅に拡大し、今後5年間は2桁の利益成⻑、ROEは20%程度を維持できると当ファンドは考えています。

ご興味をお持ちになったら月次レポートをご覧ください。

受益権総口数の推移

設定来の推移です。

2023年4月は前月末比で受益権総口数が減少、ファンドから資金純流出となりました。4ヶ月ぶりの資金純流出です。

パフォーマンス

ローリングリターン を確認しています。

1年です。

ローリングリターン 1年

参考指数と比較しています。緑の棒グラフがプラスになっているとアウトパフォーム(指数を上回る)、マイナスになっているとアンダーパフォーム(指数を下回る)になります。

データの期間数は60。アウトパフォーム 29期間、アンダーパフォーム 31期間となっています。2020年12月末〜2021年12月末以降、17期間連続でアンダーパフォームとなっています。

3年です。

ローリングリターン 3年

こちらのデータ期間数は36。アウトパフォーム17期間、アンダーパフォーム 19期間となっています。2019年1月末〜2022年1月末以降、16期間連続アンダーパフォーム中です。

データ数がまだまだ少ないので長い目でデータが積み重なっていくのを見たい、というのが率直なところです。

少数精鋭

最新の月次レポートは こちら です。

上位10社、ポートフォリオ

1年前、3年前と比較しています。こちらの組入期の列「9」が2022年8月に終了した第9期です。現在、第10期が進行中です。このファンドの場合、上位10社の開示が1ヶ月遅れとなっています。ですから2023年4月末基準の月次レポートでは2023年3月末の上位10社が載せられています。

1年前との比較では6社、3年前との比較では6社 入れ替わっています。2023年3月末の上位10社に組入期「1」の会社が3社含まれています。長期で株式の保有を続けているのが見て取れます。

最新の月次レポートでは 竹内製作所 さんが詳しく説明されています。投資先の会社の詳しく具体的な紹介がこのファンドの魅力です。ご興味をお持ちになったら月次レポートをご覧ください。

業種別等の構成比推移です。

前月末と比べると、順位の入れ替わりはなしです。

受益権総口数の推移

2023年4月は前月末比 受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。3ヶ月ぶりの資金純流入です。直近12ヶ月では純流入の月が9、純流出の月が3です。次回は2ヶ月連続の純流入を期待です。

パフォーマンス

ローリングリターン 5年です。

ローリングリターン 5年

データ期間数は57。中央値は66%です(前回は68%)。


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