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コモンズ投信さんの コモンズフェスタ15周年イベント ~投資は未来を信じる力~ 

毎月、追加取得している投資信託 #コモンズ30ファンド  を運営してくださっているコモンズ投信さんの15周年イベントにお邪魔してきました。

他の予定の都合上、午前の部のみの参加となったのですが、楽しみにしていた15周年の振り返りをライブで体感することができました。

2010年6月に始められた「こどもトラスト」。ウチの二人の息子がお世話になりました(長男は成人しました)、お世話になっています(次男は来年成人)。

こどもトラストの存在もあるからこそですが、口座を持っている人たちの年齢分布がこうなっています。

0-19才が15%以上。スゴいですよね。右上の円グラフも注目です。

「つみたてプラン」利用率が71%となっています。

つみたてでじっくり育てるからこその成果なのだと感じます。

コモンズ投信 創業メンバー、渋澤さん、伊井さん、佐藤さんのトーク。


事務所引越しの際に出てきたファイルの中にあった渋澤さんのメールが紹介されました。メールの発信日は2007年5月12日。このイベントのちょうど17年前、同じ日。偶然の一致だと思いますが、何か不思議なものを感じました。

佐藤さんの会社、バリュークリエイトさんのフレームワーク「見えない資産」について、あらためて。

組織資産、人的資産、顧客資産

財務諸表に載らない資産 「組織資産」
組織資産とは、企業で共有されている文化や、文化から生み出される強みや機会を捉えた戦略などを含む、組織全体としての力をさします。

財務諸表に載らない資産 「人的資産」
人的資産とは、企業の従業員がどれだけ活き活きと働きプロフェッショナルとして成長しているか、という視点です。

財務諸表に載らない資産 「顧客資産」
顧客資産とは、企業が生み出す製品・サービスを購入する顧客が製品・サービスを
どれだけ支持しているか、という視点です。

会社の文化がワクワクさせるもので、会社に関わる、働く人たちがイキイキしていて、顧客がニコニコしていれば、価値は生まれる。創られる。それが結果として財務諸表、業績に顕れる。

このフレームワークが投資行動、判断のベースになっていたことをあらためて感じました。これらの「見えない」資産を感じ取るための”対話”。

投資先の会社の状況が思わしくない時も投資を続ける、我慢する、忍耐強く見守るためにも”対話”が大事だったと説明されていたのも印象的でした。

かつての投資先企業のなかで、全売却した会社のお話も興味深いものでした。

インパクト投資、ESG投資との違い

渋澤さんの「インパクト=意図、主体性」という捉え方が大変参考になりました。ESG投資は、投資家の判断、選び方にウエイトがある一方で、インパクトは企業、発行体側の意図の有無を問うている、そんな風に受け取りました。

長く続く、繁栄する企業は、たえず事業をアップデートしてきたからこそ。そのアップデートの際のインプットとして「インパクト」がこれから大きな意義を持つ。なるほど、と感じました。

人的資本

株主資本だけでは価値が生まれることはない。そこには「人」が必須。だから人的資本なのだ、と。

寄付

寄付についてのお話がしっかりとメインのコンテンツになっていたのもステキでした。

2つの団体がご登壇されました。

近く、寄付についてのインパクトレポートが発行されるそうです。楽しみですね。

以上 午前の部 でした。午後の部に参加できず残念でしたが、とてもステキなイベントでした。

引き続き、お世話になります。貴重な機会を設けてくださった関係者のみなさんに深く感謝です。ありがとうございました!

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