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スパークス 『アジア厳選投資』 『少数精鋭』ウオッチ #6 (2023年5月末)

2023年から2つのファンドの月次定点観測をはじめました。

スパークス・新・国際優良アジア株ファンド(愛称:アジア厳選投資)

スパークス・少数精鋭・日本株ファンド

この2つのファンド。

アジア厳選投資は2021年から、少数精鋭は2022年から、毎月コツコツと買い足しています。

前回の記事はこちらです。

最初にアジア厳選投資からです。

アジア厳選投資

最新の月次レポート は こちら

上位10社、ポートフォリオ

投資先の数は前月末から増減なしで32社になっています。1年前との比較では9社が入れ替わっています。

「組入期」の列にある数字はファンドが投資開始したと推測される決算期を入れています。「6」は2022年5月開始の第6期です。先月から第7期に入っています。

2023年5月末の上位10社の中に組入期「6」が8社です。この1年で投資先の入れ替えが積極的に大規模に行われていると推測されます。

最新の月次レポートでは、CLASSYS(韓国/ヘル スケア機器・サービス) について、その事業の特徴、ファンド運営のチームが評価している点が詳しく説明されています。

ご興味をお持ちになったら月次レポートをご覧ください。

受益権総口数の推移

設定来の推移です。

2023年5月は前月末比で受益権総口数が減少、ファンドから資金純流出となりました。2ヶ月連続の資金純流出です。

パフォーマンス

ローリングリターン を確認しています。

1年です。

ローリングリターン 1年

参考指数と比較しています。緑の棒グラフがプラスになっているとアウトパフォーム(指数を上回る)、マイナスになっているとアンダーパフォーム(指数を下回る)になります。

データの期間数は61。アウトパフォーム 29期間、アンダーパフォーム 32期間となっています。2020年12月末〜2021年12月末以降、18期間連続でアンダーパフォームとなっています。

3年です。

ローリングリターン 3年

こちらのデータ期間数は37。アウトパフォーム17期間、アンダーパフォーム 20期間となっています。2019年1月末〜2022年1月末以降、17期間連続アンダーパフォーム中です。

データ数がまだまだ少ないので長い目でデータが積み重なっていくのを見たい、というのが率直なところです。

少数精鋭

最新の月次レポートは こちら です。

上位10社、ポートフォリオ

最新のデータは2023年4月末です。

1年前、3年前と比較しています。こちらの組入期の列「9」が2022年8月に終了した第9期です。現在、第10期が進行中です。このファンドの場合、上位10社の開示が1ヶ月遅れとなっています。ですから2023年5月末基準の月次レポートでは2023年4月末の上位10社が載せられています。

1年前との比較では5社、3年前との比較では8社 入れ替わっています。2023年4月末の上位10社に組入期「1」の会社が3社含まれています。長期で株式の保有を続けているのが見て取れます。

最新の月次レポートでは トーセイ さんが詳しく説明されています。投資先の会社の詳しく具体的な紹介がこのファンドの魅力です。ご興味をお持ちになったら月次レポートをご覧ください。

業種別等の構成比推移です。

前月末と比べると、陸運業が上位5業種に登場。これは初めてのことでは。

その陸運業の投資先は 京成電鉄さんと推測されます。

受益権総口数の推移

2023年5月は前月末比 受益権総口数が減少、ファンドからの資金純流出となりました。2ヶ月連続の資金純流入は実現しませんでした。直近12ヶ月では純流入の月が8、純流出の月が4です。次回は純流入を期待です。

パフォーマンス

ローリングリターン 5年です。

ローリングリターン 5年

データ期間数は58。中央値は65%です(前回は66%)。

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