ウエルスアドバイザーの「国内株式型」分類、運用歴10年以上のファンド （2023年5月末） #80
2016年10月末基準から続けている、この定点観測。2022年3月から #note に引っ越しました。前回の記事です。
今回が80回目。7年目に突入しています！
ウエルスアドバイザーさんのカテゴリーで「国内株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで6年以上、定点観測してきました。
どんな方法、どんな枠組で定点観測しているか、はこちらをご覧ください。
ウエルスアドバイザー「国内株式型」
運用実績 10年超のファンド
この詳細条件の選択で抽出した結果が以下です。
「国内株式型」で運用実績のあるファンドは357本です。前回 の定点観測からの3増です。
カテゴリーを「選択なし」にすると、実績10年超のファンドは1,841本でしたので約2割弱を「国内株式型」が占めています。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンそれぞれで順位を出す。毎月本数が変わるので、順位のパーセンタイルを出す。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンの順位パーセンタイルのAverageが低いファンドが「エライ」ということで順位をつけよう。
この方式で80回続けてきました。初回は2016年10月末でした。6年前。
2023年5月末基準のトップ20
トップは、
(NEXT FUNDS)商社･卸売上場投信 『愛称：NF・商社・卸売(TPX17)ETF』
でした。
これで3ヶ月連続のトップ。4度目のトップ獲得です。2018年3月末で初登場したこのファンド。初登場は137位。2018年12月末で初のトップ20入り（16位）。その後200位台に沈む時期もありましたが2022年1月末以来、トップ20を継続。2022年12月末、2023年3月末、2023年4月末に続く3度目のトップです。
2023年5月末のポートフォリオはこんな感じになっているようです。
トップ20に戻りましょう。
2位には 野村日本ブランド株投資 (通貨選択型) アジア通貨コース (毎月分配型)
通貨選択型や業種別ETFを除くと最高の順位になったのが
でした。前回8位から変動なしです。ポートフォリオはこんな感じですね。
以前につくった記事です。
今回のトップ20、野村アセットマネジメントが目立ちます。
トップ20のうち
「大型」 が 14本、「中型」が6本、「小型」が0本 となっています。
2023年4月末基準のトップ20は
「大型」 が 10本、「中型」が7本、「小型」が3本
でした。
前回のトップ20です。
ちなみに、
【 日経225連動型上場投資信託 】はAverage 20.29%で 26位（←48位）、
【 TOPIX連動型上場投資信託 】はAverage 41.57%で 127位（←107位）
となっています。
運用実績 20年超のファンド
運用実績が20年を超える「国内株式型」ファンドは
前回から1増です。
20年超のファンドの全体（10年超の356本）での順位のトップ10です。
10年超でトップ20のファンドのうち、5本が20年超の実績を持っていることになります。
【 日経225連動型上場投資信託 】は 6位/193
【 TOPIX連動型上場投資信託 】は 62位/193
となっています。
2023年5月末 50位まで （10年超）
21位から50位まで、です。
最初にご紹介した通り、運用実績10年超のファンドは356ですから、50位でも上位14％以内です。まずまず立派な成績です。
加えて、この356本の中にはインデックスファンドが92本含まれています。その一大集団が真ん中あたりに集中しています。ですから、良い成績のファンドはより良い順位、悪い成績のファンドはより悪い順位になるものと考えています。今回の21位〜50位には日経225に連動するインデックスファンドが多数見られます。
前回比 順位変動が大きかったファンド
順位を最も大きく上げたのが
野村 日本ブランド株投資(豪ドル)年2回
でした。2023年4月末 169位から50位へ順位を上げました。
順位を落とした方です。
順位を最も大きく下げたのが
J-Stockアクティブ･オープン
2023年4月末 65位から224位へ順位を落としました。
この定点観測が生まれるきっかけになったファンドなんです。
過去80回のデータから
過去の80回での平均順位のトップ30というのをお示ししてみます。
80回すべてで定点観測の対象となっていたファンドは240本ありました。
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