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「アクティブ投信」と呼んでみる  ー ”アクティブ投信でオーナーシップ投資をたのしもう!” から 2021年9月号

昨年2月に運営を始めたnoteサークルです。

サークルについてお伝えしているマガジンです。

前回はこちらです。

お気づきになったでしょうか。サークルの名前を少し変更してみました。

旧) アクティブファンドでオーナーシップ投資をたのしもう!

新) アクティブ投信でオーナーシップ投資をたのしもう!

「アクティブファンド」ではなく「アクティブ投信」としました。

サークルの掲示板で僕の考えを書いたのですが、メンバーの皆さんにあまりピンと来てもらえなかったような感じも、、、

僕の考えはこんなイメージです。

アクティブ投信のイメージ_アクティブファンドとの違い

アクティブファンド ≠ アクティブ投信

ということです。

アクティブファンドだからといって、その全てがアクティブ投信とは限らない。

こんな風にも表現できます。

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ファンド fund  の語源は 

㋫fond(土台)→㋶fundus(土台)→㋑dhewb-(深い)が語源。「土台(fundus)となる資金」がこの単語のコアの語源。㋓found(設立する)と同じ語源をもつ。
https://gogen-ejd.info/fund/

「基礎を置く」を意味します。基礎を置くと「底」が固まります。ラテン語 fundus、fundare が由来です。
http://gogengo.me/roots/519

found や fundamental のように、基礎という語感が強そうです。お金という側面では「元手」という意味合いが強いように思います。何かの目的のために集められた元手となる資金。それが「ファンド」だと考えられます。その言葉には、信頼、託し託される関係が感じられません。

一方で、投資信託は米国では”mutual fund"と呼ばれています。

その呼び名は、1940年代の米国の投資会社法制定の時期に、"ファンドの投資家は損益を均等にシェアする"と言う意味で「mutual(ミューチュアル):相互に」という言葉が使われたことに由来するそうです。
https://www.ifinance.ne.jp/glossary/fund/fun074.html

mutual という形容詞で「託し託される」的なニュアンスが埋め込まれているのかもしれません。

「投資信託」「投信」という言葉には、「信」という言葉がハッキリと入っています。関係者の信頼を育てる、築くという雰囲気があります。

では、世に存在するアクティブファンド全てを「投資信託」「投信」と呼ぶことができるでしょうか。もちろん、仕組みそのものは投資信託であることに間違いは無いと思いますが、その心意気や魂、実際の行動はどうだろうか、ということです。

月次レポート等の情報発信に真面目に取り組んでいる「アクティブ投信」からは、そうした意思、魂を感じることが少なくありません。

その一方で、毎月毎月同じようなテンプレのコピペ、具体性に乏しいフワッとした内容が数行。それで月次レポートを終えてしまっている「アクティブファンド」。この種の「アクティブファンド」は、値動きの推移やフィーの多寡くらいしか見るべき点が無いのもある意味当然のことです。

月次レポート等の情報発信を通して受益者、投資家からより大きな信頼を得たい、その意思、魂を感じるものだけを「アクティブ投信」と呼んでみよう、と。

その心意気の強さ、度合いでこんなバーもあり得るかもしれません。

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月次レポート等の情報発信をもうメチャクチャ頑張っている「アクティブ投信」なら10点。情報発信は雑で信頼を積み重ねようという意思はまるっきりゼロな「アクティブファンド」は0点。という具合に。

まだ自分自身にしっかり実装できていませんが、これからは自分自身が「アクティブ投信」だと感じる商品については意識して「アクティブ投信」という言葉を使うようにしたいと考えています。

#月次レポート研究所  の試みも、こうした考えの延長線上にあります。

オーナーになる会社を自分が選ぶ

この視点でアクティブ投信とどうお付き合いするか、どんな点を見ていくのがいいのか、をサークルではメンバーの皆さんと探していきたいと考えています。

「自分が選ぶ」「自分で選ぶ」に貪欲な、アクティブ投信のファンの皆さんのご参加をお待ちしています!


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