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SBI証券さんのイベント、奥野一成さん @okunokazushige が70個以上の質問に応答されました。感激した3つのこと

SBI証券さんのこのイベントに参加する機会をいただく幸運を得ました。

この機会を下さった関係者の皆さんに厚く御礼申し上げます。

本当に感激しました。イベントで感激したことを3つ、述べます。

感激その1

諸々のプレゼンセッションから残り約30分程度のところから始まったQ&Aセッション。事前に寄せられた67個の質問と、その場で寄せられた質問。合計70個以上の質問全てに、奥野一成さんが応答されました。いくつかの質問については「いや、これはわからん」という答えではありましたが、とても真摯に、ユーモアを交えながら応答されました。

僕の事前に投じた質問はこちらです。

パンデミックによって潮流の流れが加速したとの見解を奥野さんはお示しになりました。パンデミックが落ち着いた今、その流れのスピードは少し落ちるのか、勢いがついたままなのか、どうお感じになっていますか。また、パンデミックが落ち着いたことで新しい長期的な潮流が生まれたりしていないでしょうか。

奥野さんのお答えの要旨は以下と受け止めました

パンデミックでオンラインミーティングが一気に普及する等効率が重視されるようになったが、その反動、揺り戻しを感じている。「実際に会ってこそわかることがある」というトーンが強くなったのでは。もうひとつ見逃せないのは、各国中央銀行の金融緩和。これでコロナバブルが発生。そのジャブジャブにしたお金を回収する流れに入っており、すでに景気後退に入っているのでは? 今後は企業の優勝劣敗がよりハッキリと出てくる可能性がある、と。

とにもかくにも。さまざまな質問に対して簡潔に奥野さんが対応されていました。

感激その2

おおぶねの特徴として「手触り感を届ける、伝える」ことを強調されていたことに感激しました。

株式投資とは、事業に参画することだ、関わることだ、と考えている僕にとって、投資先に対する「手触り感」はほぼほぼ同義です。その点について、スゴく力を入れて説明されていたと感じました。

奥野さんは「まず儲けたい」という言わば「利己」的な株式投資の動機を強調されていましたが、その果実の源泉は、社会の課題解決「利他」的なことから生まれてくる、という「利己であるけれど利他」「利他であるけれど利己」という展開まではなかったのですが、それを感じられるお話を聞くことができました。

利他と利己、利己と利他にご興味ある方はぜひこの対談をお読みください。

感激その3


正直、この3つ目の感激が一番大きいものでした。

会場でリアル参加されている人に(僕より)若い人が多かった、ということです。

会場にお越しになった参加者のお一人に、名古屋から駆けつけて、深夜バスで帰路に、という方がいらっしゃったのです。これには驚かされました。「投資家」だ!って思いました。

奥野さん、NVICさんの考え方が若い人たちに届いているのだ、染み込み始めているのだ、ということを認識できて、非常に感激しました。

「S&P500、オルカン、どっちがいいですか」(個人的にはホントどうでもいいです!)ってな質問ではなく、投資先の事業やビジネスモデルを見て、その企業価値が増大するか否か、に関心を寄せている若い人たちが何人もいらっしゃることにめちゃくちゃ感激しました。

こんな記事を書いておきながら、僕は全然成果を出せていません。でも、NVICさん、奥野さんは、「投資家の思想」という実を、種を、蒔かれていて、蒔き続けられていて、それがちゃんと芽吹いていることに感激しました。

これにはまだまだ多くの時間がかかると思いますが、既に賽は投げられているのだな、と感じました。

貴重な機会を授けてくださった関係者のみなさんにあらためてお礼申し上げます。

株式投資って事業に参加すること、関わること。そのパーセプションを広げていきたい、その想いを新たにさせられるイベントでした。

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