NVIC "おおぶね" 月次レポートを読んで ー 2020年7月
農林中金バリューインベストメンツ #NVIC さんの #おおぶね #おおぶねJAPAN #おおぶねグローバル の月次レポートが公開されました！！！
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おおぶねJAPAN 月次レポート（2020年6月末版）
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おおぶねグローバル 月次レポート （2020年6月末版）
今回は おおぶねグローバル から見ていきます。
おおぶねグローバル
今回のレポートでたっぷりと紹介されている投資先が、ドイツの #Rational です。こんな製品のメーカーです。
私がRationalという名前を始めて認知したのが、この本です。
この本の「はじめに 企業の利益とは何か」で登場するのがRationalです。
この中で「スチームコンベクションオーブン界のベンツ」として、一台百数十万円からと決して安くはない製品が世界中のシェフに支持され、25％を超える非常に高い営業利益率を誇っています。
と紹介されています。
RationalさんのWebサイトのAnnual Reportから過去の業績を拾ってみたのがこのグラフです。
売上、利益ともにしっかりと持続的に積み上げていることがみて取れます。その支えになっているものは何か、NVICの皆さんが調査、分析を通じて導かれた評価が月次レポートではたっぷりと書かれています。2019年12月末で総資産€699百万、自己資本比率は74％とバランスシートもガッチリとした印象です。
おおぶね
こちらで詳しく紹介されている投資先が #Church_and_Dwight です。
アメリカか！ って感じのブランド群ですね笑
NVICさんの視点が面白いですね。
『P&Gに勝てる企業に投資しなければ意味がない』
P&Gが素晴らしい高収益企業であり、長期投資にも適していることは言うまでもないのですが、P&Gという巨人に投資してしまうとインデックス投資に近くなってしまいます。我々のようなアクティブファンドはP&Gに勝てる企業を見つける必要があるのです。
そこで出会ったのがこの会社。
当時CEOであったCraigie氏は、『私の仕事の3分の1は企業買収である』と明言するほど、企業買収に経営資源の配賦(キャピタルアロケーション)の力点を置いていました。当社の企業買収は多くの日本人が『M&Aなんてマネーゲームみたいなもんやろ』と勝手に思っているも のとは全く異なり、買収選択基準が競争優位性・長期潮流などNVICが考えている企業選択基準と非常に近いものだったのです。
キャピタルアロケーション、どこに資源、資本を配分するか、そこを重視されているのは以前からNVICさんは示されています。
P&Gと簡単な比較をしてみました。
規模の違いを感じますが、収益性はいい勝負です。
株価の推移（5年）はこんな感じでした。
Church & Dwight をどんな風に評価されているのか、ぜひ月次レポートをご覧ください。
おおぶねJAPAN
こちらでは投資先の #エムスリー が詳しく紹介されています。
一緒に紹介されているのが米国のVeeva Systems。つい最近のことでしたのですぐに思い出せました。
#ひふみワールド の組み入れ上位10社に登場していた会社です。
そして、
こちらは #ひふみ投信 の2020年3月末時点の投資先、上位30社のリストです。こちらにもありましたね。
Church & Dwight, P&Gと同じ項目で比較してみました。
これはなかなかいい勝負！
NVICさんもこうコメントされています。
エムスリーが「不必要な医療コストを減らす」という会社ミッションに沿って国際的に事業拡大を していく中、Veevaとバッティングするビジネスも今後増えて行くと考えられます。
月次レポートでも説明されていますが、エムスリーの海外事業、売上構成比で22.9％とのこと。この2社の今後がどのように推移するのかは、興味深いですね。
このブログを書いた際に調べていますが、ひふみ投信もエムスリーの株式がずっと長く組み入れられていました。ただ、上位30社で見かけないので、現在、どうなのかは分かりません。
個人的に今回のキーワードは 比較 でした。
NVICさんのnoteにもこんな記事がありました。
pound for pound といえば・・・
#井上尚弥 選手！
早く試合が見たいですねー！！！
NVIC "おおぶね" 月次レポートを読んで、次回をお楽しみに！
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