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東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン ーアクティブファンドを眺めてみよう #19

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第10回です。

前回はこちらです。

今回眺めてみるのは

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン


です。

昨年、眺めてみた際の記事です。

このファンド、2023年4月の設定。今月、設定からちょうど10年になります。

受益権総口数

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

設定来の月次推移を表にしています。

2017年までは受益権口数が減少する月が圧倒的に多くなっていましたが2018年4月から月に1億口増える等、ファンドへの資金純流入基調になりました。2023年3月は口数減少(ファンドからの資金純流出)となりましたが、3月末 受益権総口巣は239億口と過去最大の口数のレンジに居る感じです。

パフォーマンス

WEALTHADVISOR さんのデータを元に、調べてみました。比較対象にしたのは下記のETFです。

このシリーズでファンドのパフォーマンスを眺める際に使うのは ローリングリターン です。

「5年」で見てみましょう。

ローリングリターン 5年

ローリングリターン 5年

データ期間数は60。『東京海上・ジャパン・オーナーズ株式』がTOPIX連動型ETF、日経平均連動型ETFの両方に対して60勝0敗、全勝です

ただ注意すべきなのは直近の2018年3月末〜2023年3月末。東京海上・ジャパン・オーナーズ株式が+44%に対して、日経平均連動型ETF +43%とその差はわずかになりました。次回以降が大いに注目されます。

まとめてみるとこんな感じです。

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