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三井住友・中小型株ファンド ーアクティブファンドを眺めてみよう #8 第20期(2023年9月)運用報告書を反映しました

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第8回です。

前回はこちらです。

今回眺めてみるのは


三井住友・中小型株ファンド

です。

昨年9月の第18期決算、その運用報告書(全体版)を中心に眺めてみたのが以下の記事です。

このファンドは、毎月、月次で定点観測しています。

今回は新フォーマットで眺めてみましょう。

設定は2003年9月。設定から20年19年を超えました。

この記事をお読みになって「おっ、このファンドは企業価値を探究しているなあ」とどのくらい感じられたか、メンバーの皆さん、有料パートにあるフォームから ご感想をぜひお聞かせください。

2023年9月の決算、第20期の運用報告書を基にアップデートします。

受益権総口数

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。
「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

2015年1月末以降の推移を表にしています。

2023年11月末の受益権総口数は14.6億口。前年同期から約1億口(6%)減少、ファンドからの資金純流出となっています。月末基準での過去最多の口数だったのは2019年3月末の63.6億口。この数値との比較では 1/4 以下まで小さくなっています。

パフォーマンス

ウエルスアドバイザーさんのデータを元に、調べてみました。

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