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ココロの灯火

 自信もなくて不器用で負けだらけの人生を送ってきた私だが、心の片隅に「絶対に負けない、一泡吹かせてやる、今にみてろよ」という人間に最低限備わっているプライドなのか分からないけどメラメラするものが存在する。


皆さんにもありますか?ちょっとしたメラメラ。


私の人生そのメラメラで何とか切り抜けてきた。(そりゃ負ける時は負けますけど。笑)  


これがいわゆる原動力なのかな?


小さい頃、幼稚園もマンションも同じで仲良かった子がいた。A子は本当に可愛かったし、明るいリーダータイプで私には無いものばかり持ってた子だった。だから当時は憧れてた。卒園して、私たちは同じ小学校に上がった。すると、A子は豹変して私に意地悪をするようになっていった。鈍感だった私は最初、機嫌が悪いのかな?ぐらいにしか思っていなかった。だけど、悪口言ってきてみたり、ハブにしたりとどんどんエスカレートした。仕舞いには私の居ない時に勝手に自由帳に「ブス」とかぐちゃぐちゃに落書きされることもあった。

ブスなのだって、足を引っ張る存在っていうのだって自分が1番理解してた。知らない親から好奇な目でよく見られたから痛いほど知ってる。だからこれも仕方ないのかなと思ってたけど、大事にしてた自由帳をぐちゃぐちゃにされるのはさすがに違うだろと思った。

そこであのメラメラが発動したんですよ。

1発カマしたろって。

しかしその時、A子がクラスで最も力を持っており、担任や近くの大人は全く当てにならなかった。そして徐々にその子側につく生徒が増えてきはじめていた。普通に考えて、いじめっ子ってされてる側からすればとても怖い存在なのに敢えて盾付きに行くことは自殺行為である。

家に帰って、盾突く文言を紙に書いて母にバレないようシュミレーションを何度もした。

決戦当日、A子とその子の支持者、担任に聞こえるよう給食の時間に大声でカマしてやった。案の定担任と支持者は見て見ぬふりだったけど、その子に一泡吹かすことができた。

その翌日からA子の意地悪は終わりその2.3ヶ月後に親の転勤でA子は転校した。

その後も男の子にもいじめられたり(私の中では第二次世界大戦と呼んでいる。) 高校入るぐらいまで大変だった。だけどその灯火があったから困難に立ち向えたし、粘り強さもついたのかなって今では思ってる。


どんよりした世の中になってしまって、生きにくくなった。暗いニュースばかりで将来が不安すぎて病みそうになる。

だけど、

「暗い世の中だろうと絶対に自分らしく自分の人生を謳歌してやる」と灯火が叫び続ける限り私は全力で生きようと思う。




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