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打率よりも打数

野球をまともにやったことがありませんが、野球用語を使ってみます。
打率が高い選手は良いとされていると思うのですが、確かにそうですよね。打率が高い方が出塁する確率が高くなるということなので、勝利への貢献に繋がります。

ただ必ずしも打率が正義であるとはなかなか思えなくて、打数を意識した方がいい時もあると思うんです。野球用語に疎いので調べてみたのですが、「打数」というのは打席数から「四球、死球、犠打、犠飛、打撃妨害、走塁妨害」の数を差し引いた数。のようです。

だから打数はバッターボックスに立って、自分が攻撃を仕掛けた回数。それにはもちろん出塁という成功の場合もありますが、三振という失敗という結果に終わってしまうこともあります。

ビギナーズラックという言葉があるように、最初は運よく物事が進むことがよくあります。僕もこの経験をしたことはよくあって、これって結構やっかいです。しょっぱなからヒット連発できるんならそりゃ打率は高くなる。調子に乗ってしまうというやつですね。でも、これは本当の実力ではないので、ボロがでる時が必ず来る。最初は運よくヒットばっか打ててるやつでも、意外と時間が経つとそうでもないなって見放されることだってありそう。

もちろん打率を意識してその精度を上げようと努力することは大切だと思うのですが、これだと結果しか見えないので意外と危険。何回バッターボックスに立ったか。その内どれだけヒットを打てて、どれだけ打ち取られたのか。これを知ることが大切だなと思いました。

例えば、受験勉強で英単語を覚えなきゃいけなくなって一回一回ゆっくり精度あげて覚えようとしてもなかなか覚えられないことだってあります。僕もよくありました。こんな単語日本語でもあんまり使わないし、なかなか覚えられないな。こんな経験がある人もいるかもしれません。100単語覚えるぞ、と決めたら、今日は10/100単語覚えられればいいや。他の90単語はとりあえずはスルー。何回も何回も繰り返し単語を見ていくと、最初は覚えられなかった単語もいつしか覚えている。こんな感覚はよくあります。最初、打率は悪くても、打数を追うごとにその精度は勝手に上がっていくので、打数を追う方がいい。一つのスキルを取っても、そう簡単に習得できるものではないし、何回も失敗して試行錯誤してく中で、少しずつ身についていくものだと思います。

僕が小学校からやっていたバスケなんかも全く同じで、最初はスリーポイントの成功率なんかはまるでダメだったけど、何回も練習していくうちに、距離感がわかってきて、感覚的にシュートできるようになっていったんです。やればやるほど成功率が上がっていくのは何を取っても当てはまることだと思います。

最近リーディングをしていても、「なんだかよくわかんないなあ」なんて感じることはよくあって、一回で理解できる必要がないと思いました。とりあえず1回目で理解できたところをメモしておいて、よくわかんなたっかパラグラフもチェックしておく。ここでも成功と失敗が出てくるわけで、それを仕分けしておくと後でやりやすい。2回目、3回目と順を思って繰り返し読んでいくうちに、少しずつだけど理解できるようになることもあります。

わからない、というのは少し危険で、僕たちは「わからないもの」「知らないもの」を嫌う性質があります。かつての地動説なんかは良い例で、当時の人は理解できない理論を危険としてそれを信じる人を迫害したりしていました。

わからないも何がわからないのかを明確にしておくことが大切です。あるいは、わからない原因はなんなのか、純粋に自分の理解が及ばないのか、単に知識がないだけなのか、場合分けって大切だと思います。

数字は嘘をつかなくて、あるとするなら僕たちが数字を見誤ってしまうこと。打率はほどほどに、打数を稼ぐ。これを意識していきたいなと思いました。

打率を上げるには、打数が必要だ。
バッターボックスに立ち続けます。

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月曜日ですね。今週はNorrからいくつかお知らせが出来そうです。お楽しみに。今週も頑張ります。

今日の一枚。野球の写真がないので、バスケの写真で勘弁。失敗したっていいじゃない、人間だもん。失敗くら学ぶのが一番人間らしいなと思います。

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