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俺達は彼女の”普通”に憧れた。〜そして”飛鳥ちゃん”としての最後の言葉を胸に刻むために最後のステージのスポットライトが当たるその先に刮目する。

世の中、弱い人間ばかりだよね。
全員、普通から逸脱することを拒もうとする。
それは恥ずかしさなのか、比べられ評価を受けることが怖いのか。
おそらくどちらもですがね。

俺は、その 普通 が嫌いだ。
それから逸脱すればそれはもう悪者なのか。
違うでしょ。

人はルールを破れない。破れる時があるとすれば、もう破った事例がある時だ。

例えばね、宿題をし忘れる。

そんなこともクラスの誰1人もそんなことをしなければ、宿題を忘れることもできないであろう。
誰かが忘れるから、できるのだろうな。

足跡がない雪道は人は通りずらい、そこに川があれば落ちるし、深ければはまってしまうからね。。

足跡があれば安心してその轍を辿るだろう。

飛鳥ちゃんは卒業して、また足跡の存在しない雪道を真っ直ぐ歩いていくのだろう。

いや飛行するのかな。飛鳥ちゃんの足跡はこれまで見れたことがない。

普通の話に戻る。戻るというよりは具体的な例から
論点を繰り戻す訳だが。

飛鳥ちゃんは 普通 ではなかった。
明らかに世間の普通とは離れていた。
けど、それがかっこよかった。憧れた。

俺は、いや俺たちは 彼女の普通 に憧れたのだ

いつからだろうな。俺達が彼女を教祖として信仰するようになったのは。

俺ははっきり覚えている。

彼女が20歳の時、

普通の人が学ぶことを学ばずに若い頃からアイドルをしている。
わからないことへの好奇心は本を読んで、消化するんだけれども、わからないことはやっぱり、
わからない。

と苦悩を吐露する。

そうか、残念だよね。わからないよねあたりまえだよね。そうリアクションを取るのもまぁベーシックだけど。

俺は驚きを隠せなかった。

普通じゃない。何が普通かも分からない少女がアイドルを全うしながら、正解を探す。その最中を俺は目撃している。

同時に岩本蓮加(3期生最年少)も 小川彩(5期生最年少)も同じ境遇なのである。道徳の道徳を彼女らはファンからアイドルからステージから学ぶ。あるいわ探す。

彼女らはどういう普通を見出してくれるのか。
俺的には、着目せざるおえなかった。
最年少を応援する意味はここにある。

俺は普通が怖い。みんなと同じ弱き若者。
夢ならここにある。あったんだよ。乃木坂に。

普通では無い、あの子達が、普通なんてないんだよと教えてくれる坂道。 最高だよ。

僕が手を叩く方へ歩き続ければいい。
久保ちゃんもそう言ってくれてるみたいだし。

俺も大きな苦悩をかかえている。それは、自分を大切にすれば、人の普通常識から逸脱し、嫌われるかもしれないし。人が離れていくかもしれない。

けど、飛鳥ちゃんが、それでもいいよって声をかけてくれれば俺は迷わず進めるんだと思う。

というかその言葉をずっと待ってる。
勿論ミーグリは数十秒の世界。欲しい言葉がもらえるわけがない。うまくできている残酷な世界。

けれど、かわりに、歌を歌ってくれているんだよね。他人から聞けば、がちゃがちゃした曲なんだろうけど。俺は何度救われたかな。何度救われるんだろうな。歌詞は綺麗事かも知んないけど。やっぱあの歌詞の優しい世界を俺は信じたいし、その一員の僕であったり私であったりしたいな。

飛鳥ちゃんが口にする言葉は
俺達の胸に魂を吹き込みつづけてくれた。

その彼女の最後の言葉を胸に止めるため、最後のステージへ足を運ぶ。


幸せな空間

この主人公の為に揃うペンライトは暖かく眩しい。

曲を少し振り変える時間をください。ほんのすこし。

singout 乃木坂の詩の大合唱は
飛鳥ちゃんが最近大事にしてた人との繋がりを形にした幸せな空間だった。
実際彼女がイヤモニを外して耳をすます姿は、本当に夢を叶えている瞬間のそれだった。
ファンは体を揺らしながら、その飛鳥ちゃんに声を届ける。

小脳が活性化して全員が気持ちよくなっているw

さぁ。 彼女の最後の言葉がまっている。

あ      す      か !!!
大きなアンコール も束の間。

pvがはじまり。あっという間に 主役が スポットライトの焦点の真ん中に立つ。

感情はぐちゃぐちゃ。涙も垂れでるだろう。
けど一言も逃しはしない。最後胸に刻んで生きていく。そう構えたよ。



昨日今日と、本当に心から楽しい、幸せなライブを作ることができました」と語り、「恩返しという言葉があると思うんですけど、私にはもっと好きな言葉がありまして。恩送りという言葉を知ってから、メンバーやスタッフさんに対してなんとなく気持ちの整理ができたような気がしていて。恩を返すだけではなくてどんどん送っていく、そうやって連鎖していくってすてきなことだと思うし、そういうことを私たちも歌っているなと気付いてからは、その言葉をすごく大切にして生きています」

恩送り そして その連鎖

そんな綺麗で素敵な世界を述べたが、
彼女はそれを実現していた。

やさしさとは、そんな難しい概念を飛鳥ちゃんは
存在として定義してくれた。

それは言葉で説明する必要はなく、俺たちが見てきたものを感じていれば十分。
あとは繋ぐだけ。

定義し難い やさしさ を

振り撒いてくれた人
気づかせてくれた人
繋げた人
与えた続けた人

優しくなるために生きる。優しくしてもらうために生きる。

そんな人に出会わせてくれたこの12年の財産を俺たちは無駄にしては行けない。

優しくあろ 

アイドルを応援している事、無駄だと周りから言われると思うけど。

橋本、齋藤、大園を含め 大きな財産をもらった君たちは、この世界で大切な宝物だ。

どうやら飛鳥ちゃんは羽を岩本蓮加ちゃんに渡して飛んでいくらしい。

次は君だ。 俺は全力で夢を叶える姿を追う。

飛鳥ちゃんが恩送りという言葉を紹介した最後に。

母へは 歌を送る。

ここだけは大きな  恩返し

飛鳥ちゃんらしいね。素敵




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