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蓮行流劇団経営道場

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劇団衛星をプロ劇団として経営してきて10年ちょい。そんな私が劇団の経営について指南いたします。
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2016年5月の記事一覧

劇団経営道場#6「プロダクト・イノベーション的まとめ」

劇団経営道場#6「プロダクト・イノベーション的まとめ」

「蓮行流劇団経営道場」というサブタイトルで5回書いて、その後随分と空いてしまいました。まあ正直言って忙しかったのと、このタイトルのテーマはちょいと重たくて、なかなか忙しい合間では書き切れなかったのです。

とりあえず、この稿で今回のタイトルは、まとめとしたいと思っています。自分でも書き足りないなあとは思いつつも、自分の劇団のサイトの隅っこのコーナーですから、まあ無理になって来たのでとりあえずまとめ

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劇団経営道場#5「プロではない、とすると?」

劇団経営道場#5「プロではない、とすると?」

今回は逆のアプローチで、「プロではない演劇人とは何か?」という事を考えてみたいと思います。

私の知る限りでは、多くの小劇場演劇の演劇人は、アルバイトやその他の仕事で生計を立てながら、公演活動を行なっています。そして、公演活動は概ね赤字で、つまり持ち出しでやっています。この「赤字」の定義は若干くせ者なのですが、「持ち出し」が無く、かかったお金よりチケットの売り上げ等で入って来たお金の方が大きいから

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劇団経営道場#4「どうプロになるか」

劇団経営道場#4「どうプロになるか」

今回は、もう少し具体的に「ほんじゃどうプロになるのよ?」という所に踏み込めれば、と思って書いてみます。

「だんだん、お金をいただける仕事を増やしていって、その総計が生活費の水準を超えたら、プロになる」という考え方の演劇人は多いようですが、世の中的には、極めて稀な例だと思います。他のあらゆる職業に於いて、学校の先生も、ボクサーも、ピザ屋さんも、ラーメン屋さんも、一般企業のサラリーマンも、だんだんと

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劇団経営道場#3「プロである必要」

劇団経営道場#3「プロである必要」

私が把握する限り、私の携わる「小劇場演劇」というジャンルの住人の90%以上は、演劇とは関係のないアルバイト等で生計を立てています。そして、彼らの多くから「もっと、演劇に使う時間がほしい」というような事を聞きます。「これで食えたらなあ…」と言う人も居ます。

ここからは単純な算数の話ですが、京都で20代の人間が何とか生きて行こうとすると、月額10万円ほどは必要です。これを、アルバイト時給800円で割

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劇団経営道場#2「プロの定義」

劇団経営道場#2「プロの定義」

「プロの劇団」であることをアイデンティティとする私たちは、「プロフェッショナルとは何か?」という定義を、しなくてはなりません。

私は、人に説明する時は、前号の冒頭で述べた「アルバイトをせずに劇団活動で生計を立てている」ことを、プロの演劇人の定義としています。これはあくまで私たちの用いる定義なので、当然他の考え方もあるとは思います。しかし、私たちが私たちを語るための定義ですから、「そんなのはプロと

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劇団経営道場#1「プロロゴス」

劇団経営道場#1「プロロゴス」

蓮行であります。

劇団衛星は、カンパニープロフィールに書いている通り、「正劇団員は全員、アルバイトをせずに劇団活動で生計を立てている」という所が特徴であり、売りであり、自慢でもあります。

今は、衛星暦(劇団衛星設立を衛星暦元年、10月1日を正月とする独自の暦)16年の暮れですが、劇団衛星は衛星暦10年まではプロアマ混成劇団(これについてはいつか後述)で、10周年を境に、衛星暦11年からほぼ丸6

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