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Dissertation Week1&2: テーマ設定とプラン作成

やっとテストが終わって、自由の身!写真はテスト直後にドイツのケルンに遊びに行った時のものです。
修論本格化の前の余裕のあるタイミングで、ドイツ在住の友人に会うために訪問しました。
春学期のエッセイのひとつに、ロッテルダムの水素ハブを取り上げ、ライン川の物流を担う船の動力を水素を使った燃料電池にしよう、などなど学んだばかりだったこともあって、本物のライン川を見て、なんだか感動しました。この水素ハブもnoteに書けていないですね。。(0616追記:書きました!)
船がたくさん行き交って、主要都市がライン川で繋がるというのが、よくわかる。
ヨーロッパの都市は、川で結ばれてるのね、と感じました。

Supervisorの先生との初回のSUPERVISIONで、修論のテーマと計画について議論したので、その内容について書きたいと思います。


1. 初回SUPERVISIONまでの準備

  • 修論のテーマ、リサーチクエスチョン

  • 利用するセオリーに関する論文リスト

  • 実証研究の論文リスト

  • 利用するデータとアクセス可能性の確認

  • 執筆スケジュール

正直なところ、私たちのコースは修論の準備が後ろによっているカリキュラムで、6月に入ってのタイミングでプロポーザルを書いているのは遅いなぁと他のコースの友人たちを見ていて思います。
そのかわり、テストやエッセイが多めで、新しいコースゆえの先生方の四苦八苦の結果かなという感じがします。
個人的には、3月末〜4月のイースター休暇中に準備を少しだけしていたのですが、もっと準備しておけばよかったなぁと思いました。

2. 修論テーマ: 個人が投資家としてグリーンエコノミーに参加するには?グリーンファイナンス投資は真にイノベーションにつながるか?

自分の仕事におかるバックグラウンドを鑑みて、技術革新による社会変革に焦点をあてつつ、個人がどうやってそのイノベーションに責任を持って関われるのか、投資家としての参画という切り口で、修論を通じて考えたいなと思っています。

で、早速困ったことに、どうやって個人というちっぽけな存在を大企業の意思決定に紐つけるのか。。?というのがハテナになっていたのですが、そこは、さすがスーパーバイザー、いくつか検索ワードを教えてくれました(Active investors、Sustainable finance)
あんまり入念に手をかけてくれるタイプの先生ではないので、滅多に会えない役員向けのプレゼンだと考えて、計画的に論点を明確にしながら修論を書けたらなぁと思いました。
まだ新たなキーワードについて理解ができていないので、次回のnoteで書けたらなぁと思っています。

3. テーマ設定で意識したこと

①Novel contributionは何か?

先生をはじめ、読み手が読んでいて楽しくて発見のある論文を書きたい、つまりオリジナリティのある論文を書きたいなぁと考えています。
先生から、論文で使おうとしているデータを説明した際に、日本人だからこそ思いつく視点でとても良いと思う、イギリスに来て長いから(※先生は中国人)イギリス式の思考になっていたけど、欧米の考え方に対するカウンターパートになっていて良いと思う、とコメントをもらいました🙌

過去に読んできた論文では、

  • ESGスコアが上がる

  • →財務数値(売上とか)も上がる

  • →おっきなファンドがESGスコアが高い大企業に投資して利益を得る

というお金が主役の議論が多く、投資した結果、お金ではなくて実態として企業ないし社会が変革されているのか?がよくわからないなぁと思っていました。なので、

  • 個人の投資行動が変化する(こう変えたいという意志を持つ)

  • →大企業のイノベーションにつながる

  • →実態として社会経済が変わる

という流れになっているのかを知りたいなぁと思ったのです。
投資をする側も、具体的にどの技術が何に役に立つのか、というのを見極めて、欲しいないいなと思ったものにお金を出すべきで、欲しいなって思うのはお金をたくさんもってる一部の人ではなく、広くあまねく一人一人でないと、変革には繋がらないのではないか、と。

着想源は、祖父母や両親(や月曜から夜ふかしでしばしば紹介される桐谷さん)が、JRの株を買って株主優待で新幹線に安く乗ったり、レストランで安くご飯を食べたりしていたのを思い出して、これの現代版はグリーンエコノミーなのではないかなぁ、と。
EV車や水素燃料電池車の購入割引とか、ソーラー発電されたチャージがタダになるクーポンを株主優待で貰えたりしたら、グッと身近になるんじゃないかしらん、という発想です。

②卒業後のキャリアへの接続🎓

修論のテーマはCVとして書く時に自分らしさがキラッと出てほしい。
会計にまつわる業務システムの変革に携わってきた身として、これまで培ってきたキャリアとどう繋がるのか、も考えました。

留学を通じての学びでひとつ、感じたのは、日本はやっぱり科学技術立国だと思うのて、脱炭素やサステナビリティのために、"打って出る"企業、キラッとひかる企業の成長を支えられたらなぁと感じました。

私ができることと、大学での学びを組み合わせると、こういうタイプの投資家はこんなことを考えて投資していて、ウラには未来の顧客になりうるこんな人がいる、だからこんな開示をして惹きつけた方がいい。
そのためには、こんな変革が必要、業務レベルではこんな影響がある、みたいな話が堂々とできるようになりたいなぁっと思いました。

4. 今後のスケジュール

次の先生からのフィードバックは7月頭に予定されているので、その前までに文献調査を終えて、フィードバックでもらったキーワードを使ってしっかり分析のフレームワークを作りたいと思います。
また、簡単な分析までやっておく必要があるとのことなので、データラボに通い詰めねばなりません。
テスト終わって開放感に浸ったり、なかなか気分が乗らない。。のですが、いいものを書きたいので最後まで気を抜かずに頑張ります。

まだまだ荒い修論、頑張っていいものかけたらいいなぁと思います。

それでは今日はこの辺で。
みなさま、ごきげんよう。

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