悪意

無自覚に足を引っ張るやつがいるって話

悪意なく足を引っ張る存在、それが苦手なんです。

悪意あるのは向こう側にも理由があるのだろうから
理解できなくても、そうさせる何かがあるんだろうなという事は理解が出来る。

あくまで僕が苦手なのが「悪意のない」足の引っ張りなんです。
悪意のない足の引っ張りは直接関係のない出来事で足を引っ張りやがるのです。

説明しにくいので例として
「次の休みにみんなでバーベキューに行く」
があるとします。

悪意のある足のひっぱりは
「みんなに行かないように裏で根回しする」
「その日雨だからやめようと嘘の情報を流す」
「バーベキューより遊園地行こうよと言い出す」

といった感じでバーベキューを中止になるようなダメージを与えます。
実に分かりやすいです。

でその裏に何かあるとしたら

「バーベキューに行きたくない」もしくは「幹事が嫌い」

があると思うのです。

で、悪意のない足の引っ張りとは何か
バーベキューとは関係のないところでモチベを下げさせる事です。

これ例をバーベキューにしてるから、ちょっと馬鹿っぽいですけど
仕事に置き換えたら結構なダメージくらいますよ。

悪意のない足の引っ張りとは
「あの幹事さんさ、焼肉よりお刺身のが好きらしいよ」である

もう一度書きます、これ例をバーベキューにしてしまったことにより
マヌケな感じですが、これを仕事や家庭に置き換えたらまぁメンドクサイですよ。

「あの幹事さんさ、焼肉よりお刺身のが好きらしいよ」
↑これはやばいですよ。言うほうには全くの悪意ないですもん、
なんなら面白い話として話そうとしてダダスベリしてるだけですもん

タチが悪いのは聞き手がその幹事をどう思ってるかで
足の引っ張り度が変わるのです。


もし聞き手が幹事のことを
肉好きの肉のことが好きでたまらない奴、肉以外食いたくないと思っていて
そんな不器用で現代社会を生きにくい男だからこそ、
この男が幹事のバーベキューに行こうと思っていたら。
悪意ない奴の足の引っ張りによって

え、幹事さんってこんな人だと思わなかった、ちょっとやだなぁ
バーベキュー行きたくないなー

って事である。

もう例をバーベキューにするんじゃなかった。


はい、この問題は足引っ張った奴はあくまで悪気ないですし、
悪いこともしてません。

聞き手も幹事に勝手にイメージをつけていたとはいえ尊敬していたからこその
がっかりなんです。

ましてやこの幹事にいたっては
その場にもいなけりゃ、真偽も定かじゃない
言い訳も出来ない上に、言い訳する必要もあるかどうかわからない
そんな事で足を引っ張られてしますのです。

ポイントは言い訳する必要があるのかわからない

ですね。

もしかしたらこの幹事さんは、足を引っ張る人とご飯に行ったときに
「俺刺身好きなんだよね」
って言ったかもしれないし、その居酒屋で出た肉があまり美味しくなくて

「(この店の)肉より刺身のほうが美味い」って言ったかもしれないし

肉好きの俺が刺身のほうが好きって言ったらウケるかもしれないから言っただけかもしれないし

本当に肉より刺身のほうが好きかもしれない

真偽は定かでない上に覚えてないかもしれない

だが言われたほうは幹事に意を決して

「すいません、聞いたんですけど肉好きじゃないんですよね(恨んだ目)」

こう言うんです。

幹事はきっとこう返します
「はい?」

そうすると「チッ」って聞こえてきます。
実際には聞こえてくることは少ないですが
心の舌打ちとがっかりみたいな顔

これです。僕が一番苦手としている空気

見に覚えのない怒りをぶつけられて
はい?みたいな態度を取ると

あーこの人にはがっかりだわ

みたいな空気。


・・・例をバーベキューにするんじゃなかった。


お笑いライブの運営資金にしたいです!