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電気事業法の体系をマスターするために纏めて見ました

 電気事業法を理解せずに再エネ開発はできません。再エネだけでなく電力事業および需要家においても遵守すべき法令です。

 今回はこの電気事業法の体系を纏めたいと思います。電験の教科書レベルではたどり着かないであろう文章も紹介します。これらは実務で悩んでいる人が辿りつく内容だと思っています。知っているのと知らないのでは、法令に基づいた技術者としての適切な判断の確度が違います。
 また工事計画届出や安全管理審査において、保安監督部へ説明する際の説得力も違います。行政なので法令の根拠を必ず求めてきます。答えられれば何事もスムーズに行きますが、答えられないとそこから掘り下げられて思わぬ指摘をもらったりもします。

 何よりも電気主任技術者は、使用前自主検査の合格判定をするために、該当する法令に基づき判断しないといけません。

 法令に関してはメーカーや施工業者に任せるのは危険です。私の経験上、何となく理解した気になっているだけで、全く読み解けてないので、間違った解釈や過剰な解釈をして、設備も過剰になっていることが割りとあります。法令は事業者がしっかりと確実に押さえとくべき内容なのです。

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