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バイオマス発電は再エネとは認めないという議論で考える事

 EUの再エネに占めるバイオマスの割合は6割近くを占め太陽光や風力も上回っているとのことです。何に対する割合か詳細の記載がないので数字の信憑性は分かりませんが、世界最大の300MWバイオマス発電所Teesがあるのもイギリスなので盛んなのは確かです。

 この記事にあるように、再エネとは認めない、と言うの議論は私も一定納得できます。明らかに太陽光や風力、水力、とは使うエネルギーの質が異なるからです。
 本来の再エネは、人間活動に関係なく地球活動の中で日々自然に流れていく無限のエネルギーを活用する事です。
 人間がいなくても太陽は降り注ぎ、風は吹き、水は流れます。ただバイオマスは木を切って燃やすという行為が発生し、地球活動で木が育つという時間軸を考えると有限のエネルギーです。石炭も石油も同じで地球が時間をかけて蓄えたエネルギーを人間活動によって貯めるよりも短い時間軸で使います。

 ただ、石炭や石油と明らかに違うの時間軸です。化石燃料は何億年という時間で貯めたエネルギーを使います。バイオマスは数十年という時間で育てたエネルギーを使います。時間軸の桁が違うのです。
 更に人間活動で使う有機物のゴミを使って発電をするので、発電してもしなくてもエネルギーとしては使います。

 そういう意味で発電のために木を切りさえしなければ、カーボンニュートラルと言うのは正しいと思います。厳密に言えば燃料加工や輸送でCO2が出てくるのでニュートラルではありませんが、化石燃料よりは明らかに自然に配慮したエネルギーです。再エネと言うより自然配慮型エネルギーです。

 私も始めはバイオマス発電をやる事に疑問を感じていましたが、化石燃料よりは遥かに自然に配慮したエネルギーであり地球環境には貢献するエネルギーであると革新しています。

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