産業観光イベント・RENEWのコロナ対策手法を公開します。

こんにちは、RENEW実行委員会事務局です。
RENEW実行委員会では2020年10月9日〜10月11日の日程で、福井県鯖江市・越前市・越前町（丹南エリア）の工房を一斉開放し、工房見学やワークショップを楽しむ産業観光イベント「Re:RENEW2020」を開催。
出展者76事業所（うち現地出展64社・オンライン12社）・来場者数延べ約3万2000人を数えるイベントとなりました。

こうしたコロナ禍でのイベント実施については、調べてもどのようにRENEWを実現すべきかの参考となる前例や資料がほとんど出てこなかったのが実情です。
それを踏まえ、RENEW実行委員会がどのような手法で今年のRENEWに取り組んだのかを、一部有料となりますが公開させていただきます。
内容として、RENEW実施の仕組み、出展者に配布したマニュアル、来場者向け案内用データ（aiデータの配布を含む）、コロナ対策に必要な物品や予算等を含みます。

前提：RENEWとは？

RENEWは、福井県丹南エリアを舞台にした、「持続可能な地域づくり」を目指した工房一斉開放イベントです。
福井県丹南エリアは、越前漆器、越前和紙、越前箪笥、越前打刃物、越前焼および眼鏡、繊維の7産業が半径10km圏内に集積する、ものづくりのまち。そのうち2020年度は76事業所（うち現地出展64社・オンライン12社）が出展し、普段立ち入ることのできない事業所を開放。来場者は職人自らの案内で、工房見学やワークショップを楽しむことができます。

来場者は自家用車・バス・自転車などの交通手段を用いて産地をめぐり、実際の工房を楽むことができます。

総合案内所では、県外から中小規模のものづくりを手掛ける19社が出店する「ててて往来市 TeTeTe All Right Market」や、商品開発プロジェクト「RENEW LABORATORY」の展示、トークイベントやフードコートなどのプログラムを提供しました。

2. 参照したガイドライン、担保すべきハードル

RENEWを開催するにあたり、参照したガイドライン等は以下のとおり。
・東京都の感染防止対策
・一般社団法人日本コンベンション協会　ガイドライン

RENEWの実行委員会としても、RENEWで感染が拡大してしまえば、このイベント自体、来年度以降の継続開催ができなくなる恐れがあり、徹底したコロナ対策のガイドラインを一から練り上げる必要がありました。

3. RENEW実施の仕組み（概要）

RENEWでは今年、大きく以下の流れでコロナ対策を実施しました。以下は、出展者向けに配布したコロナ対策資料の概要版です。

① 来場者に、いずれかの「案内所」を訪れていただく
RENEWでは、コロナ対策を行う「案内所」を5つ設置。全ての来場者には全日、一度案内所を経由していただきました。
案内所では来場者に対し、以下4点のチェックを行っています。
・マスクの着用チェック
・体温チェック
・アルコール消毒
・氏名・連絡先の記入
上記のチェック完了後、来場者にはナンバーの振ってあるリストバンドを配布。これにより、氏名・連絡先とナンバーとを紐付けています。

② 各工房ではリストを用意し、来場者には時刻・ナンバーを記載していただく
各工房では、時刻・ナンバーを記入するためのリストを用意。リストには時刻およびナンバーのみを記載していただくことで、工房見学等を楽しんで頂くことができます。

当日はRENEWのシンボルである赤丸で、ソーシャルディスタンスを保ちながら受付の列に並んでもらいました。待ってる間にパンフレットを見ながら、どこに行こうか、と考える時間もまた楽しいもの。来場者の多いRENEWでは、待ち時間も楽しんでもらえるように工夫しています。

その他、工房の規模により来場者数の多いところでは人数制限を行うなど、出展者ごとにも独自でコロナ対策を行っています。事務局はもちろん、出展者側でもコロナ対策に留意することにより、「Re:RENEW2020」が実現できています。

これから先は画像なども含め、より細かい詳細内容を記載しています。

出展者や案内所へ実際に配布したコロナ対策の資料や、受付のガイドラインなども掲載しています。またその内容は、そのまま他のイベントで使用していただくことも可能です。

※イラスト・写真・資料等の著作権は、RENEW実行委員会にあります。自作発言や、RENEWの提供した内容を使っての利益を得る行為はおやめ下さい。

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以下、有料コンテンツ

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