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McAfeeを装った詐欺師からのメールが届く

「自分は大丈夫。」という油断は後で面倒くさいことになる可能性があるので十分に注意が必要ですね。

朝オフィスでメールを開くとMcAfeeから請求書が届いていて、680ドルが請求されていた。ここはシドニーなのでもちろん英文である。

身に覚えがない場合はここに連絡すればキャンセル対応する、といったことがシドニーのローカルの電話番号とともに書かれていたのでデスクの電話からかけてみる。

電話が繋がり、受話器の向こうの男がMcAfeeのxxxと名乗る。請求書が来たけど身に覚えがないと言うとインボイス番号を聞かれる。請求書の右上にあった番号を言うと、男はすぐに手元で確認できたという。そして特に深く俺の詳細を聞くこともなく、キャンセルするから言うとおりにしてくれと言われ、ctrlと窓キーとQキーを同時に押せと指示をしてきた。第3者にパソコンの遠隔操作をやらせる方法ではないか。これはやばすぎよう。

朝だったからあまり頭が回っていなくて、よく考えずに電話してしまったのだが、インボイス番号を言ったときに打ち込みの音が全然聞こえなかったし、12桁の数字の羅列だったのに全く確認もせず、あまりにあっさり確認できたと言われたから「あれ??」っと思った。

だんだん頭も戻ってくる。(戻ったところで良くなったというわけではないけども。)

それで男とのやりとりは継続しながらメールをもう一度見てみると、送り主のメールはgmailだった。もう違うじゃん。そしてインボイスもよくよくみると俺の宛名がrenc.b@gmail.comになっていたのも変だった。さらに内容はあきらかにキャンセルのために電話をかけさせる方向に誘導していた。キャンセルと返金の処理をするのにこっちのパソコンを操作させるのはちょっと考えてもやばすぎるだろう。

ということで「客が来たから後でかける」と言って電話を切って、すぐにMcAfeeに通告した。

最初からよく見ていれば電話もしなかったのに、以前いわれのない銀行口座引き落としを経験してたのもあって反射的に電話をかけてしまった。さすがにパソコンの遠隔操作までさせようとされれば気がつくだろう。この遠隔操作も以前インターネットの会社に問い合わせた時にされたのだけど、このときも誘導がだんだん怪しくなって途中で切った。

世の中、人をあの手この手で何とかだましてお金をかすめ取ろうとしてくる人間で溢れている。その頂点に君臨するのが日本人の「水原一平」氏だとするなら何だか複雑ですね。

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