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自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる


11月便り

今年も残すところ2ヶ月。とはいっても秋冬制のリーグに参戦して以来、1年の節目の捉え方が少しずつ変化していっているので年末感は薄い。
それでも、年末恒例の集まりへの連絡がくると年末感を感じるし、参加できないだろうと分かっていても毎回連絡をくれる仲間がいることは嬉しくなる瞬間でもある。

今年もやり残した事はないか。昔はそう問うていた。
でもプロ1年目にクビになった時以来、それが「今日やり残した事はないか」という問いに変わっていき、ことサッカーにおいては、その繰り返しと積み重ねがあったからこそ、現在に至るまで自分が思い描く遥か遠くまで旅をしてこれた。

それと同時に人生という単位で見た時にはどうか。
海外の生活にも慣れてきて、楽をしてはいないだろうか。練習以外の時間を有効に使えているだろうか。自分に投資できているだろうか。そんな事を考える日も増えてきた。

そんな時アスレチカアカデミーという学びの場がある事を知った。
大学の頃から講義や学びの場は好きだった事もあり、担当の方と面談をして、これも何かの縁だと思い10月より参加を決めた。

アスレチカアカデミーとは、

僕はここに第1期生として参加をしている。

ではそもそもなぜ今回アスレチカアカデミーに参加をしようと思ったのか。

それは、人生そんなに甘くないぞと自分に喝を入れるためである。

もちろん最初に書いたように、他にも動機はたくさんあるけれど。

海外に出て丸8年を迎えようとしていて、東南アジアの雰囲気もスピード感も何となくわかってきて、国が変わってもそれなりに生きていける自分がいた。

言葉だって、流暢ではないけれど英語も現地の言葉もそれなりにはわかり困ることはそれほどない。
困った時でも助けてくれる人がいて、日頃から気にかけてくれる人ができて、住めば都というくらい、ずっとここにいたいなと感じることも増えてきた。

良くしてくれている周りの人への感謝の気持ちは持ち続けている。それは国が変わっても、会える機会が減っても変わることはないし、忘れることはない。

でも僕はいつも居心地が良いなと感じた時こそ、そろそろ次の挑戦をする時だなと思っている。
不自由な環境や窮屈な環境、新しい環境に身を置くことは、直感的に自分には必要な気がしていてるからである。

アスリートにはありがちかもしれないけれど、毎日同じルーティンで過ごす日々。そこに慣れや心地よさを感じたいまだからこそ、自分自身に刺激をいれる意味でも今回は学びの場に飛び込むことにした。

サッカー以外の分野でもこれまでの海外での8年間は強みにしたいと思っている。
有難いことにお会いした企業の方や先輩方にも、心配いらないから一生懸命サッカーを頑張りなさいと背中を押してもらえることも多い。

けれどもそこに甘えて言い訳がないと思っている自分もいる。
キャリアを終えた後までもプロサッカー選手という肩書きにいつまでもぶら下がるつもりはないし、その先の人生の方が長いのだから、現役のいまですら現状に満足して良い訳がないだろう。
だからこそビジネスについて学べる場や、同じく学びを求めて集まったアスリート達と学び実践し、議論して刺激しあえる場があるならばそこに参加しない手はないと参加することを決めた。

実際に講義を受けたり、仲間と議論をすれば自分がいかに無知かを思い知る

でもこれこそが自分が求めていた場所で、外の世界を知りにいって、恥をかいたり、自分の無知を知ったり、弱さを感じたり。

そうやって自分に喝を入れられる場所に飛び込んでみて、回を重ねるごとにもっと学びたい、もっと成長したいと思えてきている手応えもある。

もちろんやるからには、何か成果を出したいし、サッカー以外での仕事の自信も身につけたいと思っている。

それでも、
目に見える成長や成果がすぐには出なくても、目標としていた成果を得られなかったとしても、それは決して落ち込むような事ではないなとも僕は思っている。

これまで自分で一歩踏み出して色んな経験をしてきて、ようやく失敗も成功も楽しめる余裕がでてきたいまだからこそ、こういう場に出て行って、自分の現在地を知って、おまえもっとやらないとやばいぞという喝を自分自身にも入れていくこと。それこそが自分の求めていることでもあるからである。

先のことはまだまだわからないけれど、いまは新しい事に挑戦してみたいという自分の好奇心に素直に従ってみることにしている。

ではまた

“ It’s up to you “

Renshi

サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。