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【感想】世界でいちばん透きとおった物語


帯に惹かれて買ったこの本。

・電子書籍化絶対不可能!?
・紙の本でしか体験できない感動がそこにはある!
・絶対に予測不能な衝撃のラスト!

早速読んでみました。
もちろんネタバレはできませんので、私の心の声だけご紹介。

もったいないので、
もったいぶりながら、
3〜4時間かけて読みました。

半分ぐらい読み進めると仕掛けのヒントがあり、戻って読んでみるもやっぱりわからない…。

後半にまず仕掛けの第一段階に気づき、再度チェック。

「ほんとだ!!!」

さらにもう一個奥の仕掛けに気づいて、再度チェック。

「マジかよ!」
「そんなことが可能なの?」

そしてこの物語の核心を知り涙。
後半は涙で読めず。

そして、この本自体の意味を知り、もう手が震えて読めない。

ラスト1ページで号泣。

最後まで読み終わって

「すげぇぇぇぇぇ」

何層にも包まれた構造で、その都度きれいに作者の術中にハマる私。

我ながらいい読者だと思う。 

序盤で仕掛けに気づいてしまうと面白さが半減してしまうので、鈍感で良かった。こういうのは騙されたもん勝ちなんで。

ミステリーとしてのストーリー部分や謎解き部分よりも、仕掛けの衝撃が上回るのは否めませんが、読んで欲しいというより、体験して欲しい

何度こんなことが思いついて、そして実行できるのか?

記憶を消して最初から味わいたい。


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