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デンマークの幸福感、ヒュッゲとは

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”世界一幸せな国”デンマークの大切な価値観 ヒュッゲ(HYGGE) について考えてみようという記事です。
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#旅とわたし

デンマークのヒュッゲを異文化の視点で見てみよう

デンマークの価値観”ヒュッゲ”について、デンマークという国の国民文化、という視点から読み解いていきたいと思います。ヒュッゲを作り出してきた文化的背景という一面を通して、理解を深めたいと思います。 私は、異なる文化環境において企業がどのように経営を行うべきか紐解いて考える、異文化理解についてのファシリテーターをしています。 自分自身のグローバルビジネスの経験として、14カ国から400人のメンバーが東京に集結した大規模プロジェクトや、アメリカやイギリス、インド、中国やブラジル

”幸せの国”デンマークのヒュッゲを味わう会、開催しました!

一緒に過ごす時間を作ろう、一緒に楽しもうとするのがデンマークの幸せの秘訣。ヒュッゲについて書き始めてから、あぁ、この気持ちを共有したくて書いているんだよな、としみじみ思っていました。 そんな思いが募って、先週「"幸せの国"デンマークのヒュッゲを味わう会」を開催しました! デンマークのオープンサンドを食べながら、心豊かなライフスタイルを一緒に考えてみよう、という会です。東銀座のオフィスにて、今回は参加者の方13名+お手伝いと私、全部で15名+お子様1名での会となりました。あ

北欧デンマーク 季節の幸せー夏のヒュッゲ

今回は、季節のヒュッゲを考えていきたいと思います。 ヒュッゲ、と聞いてよくイメージされるのは、キャンドルの灯り、暖かい暖炉のそばで、温かいコーヒー。外は寒いけど、暖かく心地よい家の中で、家族や友人と話したり、トランプしたり。 私が初めてデンマークに渡航したのは秋〜冬。 ビジネスデザインスクール カオスパイロット(KaosPilot)のコースを受けているとき、ノルウェー人やスウェーデン人のクラスメイトは、早く雪が降らないかな、クロスカントリースキーに家族で出かけるのが楽しみ

"幸せの国"デンマーク、ヒュッゲを見てみよう その2

今回も引き続き、デンマークに見られるいろんなヒュッゲのシーンを見ていきたいと思います。いろんなシーンから、どんな感じがするか、もう少しイメージを膨らませて、どんな要素があれば”ヒュッゲ"になるのか、読み解いていきたいと思います。 友人宅での休日: のんびりした過ごし方は、最高の味わいをくれる私がデンマークに惹かれて行き始めた当初、当然ですが、ほとんど知り合いがいませんでした。リーダーシップコースが終わって初めてデンマークに行くときに、コペンハーゲン郊外に住んでいる方を友人経

"世界一幸せな国" デンマークのヒュッゲを見てみよう

今回は、デンマークに見られるいろんなヒュッゲのシーンを見ていきたいと思います。いろんなシーンから、どんな感じがするか、もう少しイメージを膨らませて、どんな要素があれば”ヒュッゲ"になるのか、読み解いていきたいと思います。 アブサロンのコミュニティディナー: みんなで食べる、だから楽しくて幸せコペンハーゲンのコミュニティセンター、アブサロン(Absalon)ではみんなで食べるフェレスピースニン(Fællesspisning)を50kr(日本円で約813円、2019/6現在)と

"世界一幸せな国" デンマークの幸せ、ヒュッゲって何?

さっそく、世界幸福度ランキング上位3位内の常連であり、ここ10年で1位に4回も常にキープしているデンマークの大切な価値観、”ヒュッゲ”(HYGGE)をご紹介していきたいと思います。 "ヒュッゲ"とは「人とのつながりから生まれる、 ほっとする居心地の良さ・幸福感」 ヒュッゲは翻訳できないデンマーク語と言われています。日本人の感覚的には「ほっこりするような」「あったかくて嬉しい感じ」というのが近いと思います。とはいえ、知らない価値観を理解するって、難しいですよね。私も初めはな