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38歳の結婚式

こんにちは。
ルネッサです。

この度、めでたいことに同級生の友人が結婚式を挙げることになり、参列しました!!よっ、めでたい!

友人(新婦。ここではAとします)とは中学生の同級生で、かれこれ 25年ほどの付き合いになります。
恐ろしいね…時間って。

Aは友人B,Cを含めた4人の仲良しグループでした。
中学校で、私はAにBL本を渡されたことで腐女子の道へと誘(いざな)われたわけです。封神演義やらホイッスルやらを邪な感情で楽しみました。(ちなみにBとCは腐女子ではなかった)
高校からは4人見事にバラバラでしたが、しょっちゅう集まって遊び、大人になっても変わらず続きました。
Aが東京に行ってからは、毎月のように大阪から遊びに行きました。
Aは社交的で東京にたくさん友人がいました。そしてその友人たちもこの式に駆けつけていました。
私はAが大好きでした。でも、好きすぎるがゆえに距離が近くなって喧嘩もしました。とんでもない大喧嘩をしたのに仲直りしてくれたのはAの懐が大きいおかげでしょう。
そんなAが結婚します。

式前に友人B、Cと話していましたが、我々には懸念点がありました。

果たして、結婚式で感動できるだろうか・・・

伊達に年を取っていません。結婚式は何度も出席してきました。
もう少々の演出じゃ驚かない自信があります。
それ故に、情緒が死んでるんじゃないかという懸念!
今回受付を頼まれたんですが、もう5回目です。慣れたもんです。

受付は友人Bも一緒にしていたのですが、彼女は紫のふくさを新調したそうです。
「これからは結婚式より葬式のほうが多いから」
と、紫を選んだ理由を話ていました。
そうか、下手したら最後の友人の結婚式になるかもしれないのか……。

・太ったから結婚指輪を小指にしてきた
・ドレスを買ったが、膝丈が短くて使えなかった(20代と同じ感覚で買うと死ぬ)
・ヒールが高すぎて(5cmぐらい)もう脱ぎたい

いつの間に、我々の会話はこんなにもしょぼくれたものになってしまったんだろうか……!!
悲しいかな、我々はアラフォーなのだ。もう恋バナでキャッキャできる年齢ではなくなってしまったわけです。

受付が終わって、式場の外に案内されました。その式場には立派な庭と大きな階段があったので、大階段から降りてきてガーデンパーティでもするのかな……と思ってたわけです。
すると、歓声が上がって、見ると大通りから真っ白のオープンカーで現れる新郎新婦!!!

ド派手な登場すぎる!!!!

もうね、意外すぎてめちゃくちゃ笑いました!!!
そこから、教会に移動して新郎と新婦がそれぞれ登場するわけですが……

もうね、新婦がお母様と出てきた時点でめっちゃ泣きました。

誰だ、情緒が死んでるって言ったやつ!
誰だ、結婚式なんてもう飽きたって言ってたやつ!!!!

友人Aが素敵なドレスに身を包んで登場するだけで、なんで泣けるのか、なんで今思い出してもちょっと泣きそうになるのか、永遠の謎です。(いや、そこを言語化するのが作家だろとは思うのですが、わからんもんはわからんのです)
隣を見たら、友人BもCも引くほど泣いてました。

そして友人Aは、花束を投げて女性陣が取り、披露宴ではドレス姿でモー娘。を歌って踊って披露して、めちゃくちゃ輝いていました。
もともと表現者だった彼女は歌も踊りも上手で、いきいきしていました。
そして何より・・・めちゃくちゃ愛されてるなぁって思いました。
友人Aには、彼女を思う家族友人がたくさんいて、そのことを知れたことがなにより嬉しかったです。
アラフォーの結婚式、めちゃくちゃ楽しみました。いや〜、良い式だった!

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