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頂き女子りり子はから読み解く男性心理。

昨夜遅くに、
男ともだちから、

人のためにこれをやっていたら
世界は平和になっていたのに。

と、頂き女子りり子の
処世術の書かれたリンクが送られてきた。

翌朝見ればいいものの、
つい、
開いてしまったものだから
つい、
最後まで読んでしまったのだ。

よせばいいのに、
返信までしてしまい、
また眠れぬ夜を過ごしてしまった・・・。

最近は夜通し作業することがあり、
大好きなお酒もしばらくは
飲まない日が続きそうだ。

話を戻すと、

頂き女子りり子は男性から、
恋愛感情を悪用し、
主に3人の男性から
1億5千万以上の現金を騙し取ったと
されている。

すごっ。(と心の声が漏れましたw)

詐欺の容疑で懲役は9年罰金は800万円。

25歳の彼女の出所は34歳。

まだ人生は序章に過ぎない年齢である。

いくらでもやり直せるし、
再犯という可能性もあるが、
果たして彼女は
犯罪者なのだろうか・・・。
何のための罰金なのか。

本当の救いを追求したい」

という彼女の言葉の言葉が
また私を眠れなくしたのだ。

犯罪者ウォッチャーでもある私は
ふと木嶋佳苗のことを思い出した。

彼女はれっきとした
殺人犯である。

3人の男を騙し殺し、
お金を頂く。

もちろん殺す前にも、
お金を頂く。

少し(少しではないが)
たちの悪さが、
りり子とは違う。

彼女が最初に男性を殺したのが
34歳。(りり子が出所する年齢と同じ)
練炭自殺と見せかけたのだから
時代を感じさせるが。

世間を騒がせたのは
それだけではない。

死刑囚でありながら彼女は
3回獄中婚をしているのだから、
婚活女子からすればたまったもんじゃない。

娑婆にいても容易ではない結婚を、
犯罪者でありながらも
獄中にいながら3回もしてしまうなんて、
お相手の方も相当正気の
沙汰ではないのだろうかと
思わずにいられない。

しかし、
そこまで人を虜にしてしまうのは
何故なのか、、、

木嶋は誰もが目を疑う程、
美貌とはかけ離れた存在が故に
世間を虜にしてしまったのだ。

彼女を題材にした、
柚木麻子のBUTTERを妊娠中に読んでいた。

その時だけ悪阻がおさまるものだから
わたしにとっては随分と
思い出深い作品になってしまったが、
夢中だった。

彼女の欲望が、
彼女の自己顕示欲が

強固であるほど引き込まれてしまった。

マーガリンに嫌悪感を抱く彼女は
エシレのバターがお気に入りで、

こだわりが強く
感情の起伏が激しい。

自己肯定感が低いりりことの違いが顕著で
あることが一目瞭然だ。

自分を性の対象としてみてもらうことで、
自己を確立してきたりり子とは正反対に、
木嶋は、性の対象としてみせることで、
揺るがぬ自信を得た人間だ。

しかし、彼女たちが一貫してきたことは
「救い」という自己犠牲。

ただその表現の仕方がまずかった。

もし彼女たちを庇護する立場であるなら、
誰にも必要とされなかった人に
希望を与えた女神だったのではないかと
問いたい。

欲望に負けたのは女性ではなく、
男性の方なのだ。

真実はわからない。
でも、事実としては、
犯罪者を作り出してしまった世の中にだって
責任があると思うことで、
自分も加害者だと気づける。

被害者ぶっているうちは、
都合よく自分勝手に
社会を理解したつもりになっている
だけなのだ。

助けて欲しいという人より
助けて欲しいと言えない人の方が
圧倒的に多い日本の社会での
本当の救いとは何か?

また眠れぬ夜を過ごすことになりそうだ。
ということで昼寝でもするかw

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