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7.ラップランド 2022 / Day7: The Final Footsteps to Yllas (11.9km)


最終日!
今日は後方に位置する選手、真ん中の選手、トップ選手と3回に分けてのウェーブスタートとなる。

「私、遅いんで1番最初のスタートで行きたいんですけどぉ。」
と、ダメもとで大会スタッフにお願いしてみる。速攻で却下された(涙)

いやね、最終日ってなぜかみんな急に元気になって、すごい勢いで走り出すんですよ。で、私はそれについて行けなくて、最後の方でゴールしちゃうから…..って、


ま、いっか。


まずは後方に位置する選手たちが一斉にスタートした。その30分後(だったと思う)に私を含む、トップ選手以外の選手がスタートする。

案の定、皆さん、昨日たっぷり休んで元気が有り余っていらっしゃる。すごい勢いでスタートされましたよ。

って、え?気のせいか、トップをひた走っているRさんの姿が見えた。思わず、すぐそばにいたパワーウォーカーのTさんに私が見間違えていないか確認する。やはり間違いないようだ。すごい、最終日暫定1位じゃないっすか。(まだトップ選手がスタートしていないけど)

そして、Tさんもスタスタと前を歩き、姿が見えなくなった。周りにいた他の日本人選手達の姿もいつの間にか見えなくなっていた。恐らく、私が最後の方じゃないのかな?

しばらくすると、先にスタートしていたはずの韓国人親子3人組の姿が見えた。呑気にブルーベーリー摘んでらっしゃるんですが?余裕だな。声をかけようと近づくと、彼らは手をかざし、近づくな的なポーズを取り、私にこう告げた。

「I'm positive.」

あー、そういうことか。
昨日、自国への帰国にPCR検査結果が必要な人は予め大会側が手配した町のクリニックに連れて行かれて検査していたのだが、その検査結果がってことか、、。


じゃあ、また後で。
と、ゴールに向かって歩みを進める。

コースはトレイルに入り、苔がいっぱいのジュクジュクとした沼地っぽいところでとても歩きにくいし、何だか嫌な感じー。


と、後から走ってくる人の気配がする。それも2人。もしかして?と振り向く。

若様とモリモリかと思ったら、、、若様と、え?君、誰?若様と誰かよう知らん、金髪モジャモジャの若者が競うように私を抜き去って行った。


え?モリモリじゃないの?と思いながら歩き続けてしばらくすると、
「レナさ〜ん」と私を呼ぶ声が聞こえてくる。
振り返ると、今度こそモリモリだった。
「ハァ〜、ダメですわ〜。」と言いながら抜き去って行った。あれ?ナミブ最終日のデジャブか?


ジュクジュクしたトレイルを抜けると、林道に入る。いよいよ、ラストスパートだ。


と、前方から誰かやってくる。
背にフラグが、UAEのフラグがはためいている。え?もしかして、アメちゃん??ゴールした後にわざわざコースに戻って迎えにきてくれたの?えー、嬉しい!持つべきものはグランドスラム仲間だわ!



「携帯電話見かけなかった?」と、アメちゃん。
「・・・・・見てない。」
アメちゃんは走って、更にコースを戻って行ってしまった。



気を取り直して、ついにゴール!

Photo Credit: Racing The Planet


ゴール地点には完走メダルを手にした若様とサンディさんがいて、大会側のサプライズなのか知らんが、総合優勝した若様から完走メダルを首にかけてもらった。いい記念になりました。メイドの土産というやつですな。



ゴール後はもちろんビールと、

Photo Credit: Racing The Planet
Photo Credit: Racing The Planet

ピザで祝杯だ!


そして、またもやマイケルに捕まり、インタビューを受ける。

もう汗で髪ぐしゃぐしゃだし、ボロボロやん…(涙)


そして、完走した日本からやってきた選手とボランティアスタッフで集合写真。

Photo Credit: Racing The Planet



ということで、ラップランド2022は、
出走134名中(内、DNF 26名)、76位でした。

レース結果



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●第6ステージ
[開催]2022年8月20日(土)
[距離]11.9km
[スタート] 現地時間 8:00

ガーミンの記録
やっと終わった

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