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3.アタカマクロッシング 2022 / Day3: The Atacamenos Trail (38.9km)


スタート前、私の大好きな
・Daft Punk feat.Pharrel Williams & Nile Rodgers/ Get Lucky 
・Mark Ronson feat.Bruno Mars / Uptown Funk
の2曲がかかり、今日は良い1日になりそうだと超ご機嫌な私。

甘かった….。
今回のレース中で1番最悪な日になるとは思ってもみなかった。



出だしは上々。
このようなアスファルト舗装されていない道をひたすら進む。

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ただひたすらに。

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今日のコースはチェックポイントが4つあり、CP3を抜けるまではこんな感じの砂利っとした道で走ろうと思えば走れるが、やはりここは早歩きで突き進む。



Photo Credit: Racing The Planet

いやあ、ほんと凄いところを走らせて(歩かせて)もらってます。



CP3を抜けてから足場が砂場に変わり始める。

Photo Credit: Racing The Planet



えっ?あれ登るの!?
って遠目で見てもドン引きするくらいの急傾斜で高い砂丘を先行しているランナーが這いつくばりながら登っている姿を確認する。

Photo Credit: Racing The Planet



もし柔らかい砂だったらどうしようと思ったが、踏み込んでもずるずると下がることがないのは不幸中の幸い。でも、ヒーヒー言いながらなんとか攻略。

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で、後からついて来ていたアメリカ人選手が「あんたのケツ、写真に撮っといたわ。」とレース後にもらった写真がこれだった(笑)


そして、段々とレースの雲行きが怪しくなる。
最後のチェックポイント、CP4に到着すると風が強くなっていて、大会スタッフやボランティアはテントが飛ばないように押さえているので精一杯で、選手の給水にまで手が回らない様子。

大丈夫かな?と思いつつも、自分でフラスクに給水を済ませ、ゴールまで残り約5kmのラストスパートをかける…..はずが、



めっちゃひどい砂嵐に巻き込まれる。

この動画は砂嵐がやや収まった頃に撮影したものだが、それでもひどい。
今年のサハラマラソンでも視界不良になるひどい砂嵐があったが、その時と同じくらいで、コースマーキングのピンクフラグを見つけるのが困難なほどだった。



で、ここに到達した時、

Photo Credit: Racing The Planet

この時が砂嵐のピークで前が全然見えないし、砂が顔や身体中に叩きつけられるように当たって、痛くて、痛くて、目も開けていられずに、身動きが取れなかった。


やっと砂嵐が収まったと思っても、最後の5kmこれまた1番厄介なコースで、砂場と岩場と、キャンプ地が見えているのに迂回するというもどかしいやつ。
しかも、最後の最後はトドメを指すような急登で地面に這いつくばるように登って、ちょうど目の前を登っている日本人選手Gさんのお尻を見ながらのゴールだ。


ゴールしたのは16時頃で、大会スタッフから「避難所に移動する。」と伝えられ、そのまま大会車両に他の選手と乗せられて避難所へ移動となった。



私より後の選手はレース中断となり、ゴールのキャンプ地に辿り着くことなく、そのまま大会車両に乗せられて避難所へ向かうことになったようだ。



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●第3ステージ
[開催]2022年9月27日(火)
[距離]38.9km
[スタート] 現地時間 8:00

ガーミンの記録
砂嵐でえらい目に遭った


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