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2.アタカマクロッシング 2022 / Day2: The Slot Canyons (37.5km)


今日のコースはアタカマ砂漠を存分に楽しめるコースとのことだが、レース前のブリーフィングで川渡りが6回くらいあると聞かされる。


あー、靴が濡れてしまうやつね、と覚悟を決める。
その前のラップランドやジョージアでも川渡りがあって靴がびしょびしょに濡れるという耐性がついてしまったので、フーンって感じ。ジョージアなんて家畜の糞尿まみれみたいな泥水のとこ歩いたからね…..。あれは臭かった。(遠い目)



レースはきっちり8時にスタート。
前日のようなジャリジャリした道を進み、CP1(約6km地点)でスロット渓谷の入り口のような場所に到着する。

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ここからは峡谷の合間、岩と岩の間の狭い道を縦列状態で進んでいくことになる。そして峡谷の合間には川が流れている。周りの山々の雪解け水が流れているのだろう、足を入れるとめちゃくちゃ冷たい!!!



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ほんと、この川の水、シャレにならんほど冷たい!
で、朝のブリーフィングでは5−6回くらい川渡りするって話だったけど、5−6回どころではないのだ。これでもか、これでもかってほど、軽く10回以上は川渡りをしていた。なんとか川渡りしないで済む方法はないかと辺りを見回してみるが、川渡り回避不可…..(涙)

足が冷たくなって、指先の感覚がなくなっていく…..ヤバイ。
もういよいよヤバイかもってところで峡谷を抜けて、川渡りが終わって安堵する。
後はほっとけば勝手に乾くからね。

で、峡谷を抜けたところで、ナミブレースからのお付き合いのビデオジャーナリストのマイケルがカメラを片手に待ち構えていて、私が来ているとわかると、呼び止めて、インタビュー撮影を開始する、が、

「私の足は冷たくなっているけど、景色はサイコー」って言えとセリフまで用意している。ついにヤラセ?と笑いながらも、そのセリフを言ってあげました。
(※のちに、公式YouTube見たらカットされていた…涙)



どうやら、どこかの集落に入り込んだらしい。
ふと、目についた教会がなんだかただならぬ雰囲気を醸し出していたので思わず写真を撮ってしまった。

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しばらくすると目の前を大会スタッフらしき人達が歩いているではないか。

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追いついて声をかけると、ボランティアのドクターとアメリアだった。アメリアは私と同じく4 Deserts Grand Slam Plusを目指しているカナダ人選手、アニムにずっと密着して撮影している人なんだが、大会のボランティアもやっている。
いつも明るく声援を送ってくれる癒しの人だ。


なぜ何もないこんなところを歩いているのか聞いてみたが、要領を得ない答えが返ってきたので、まあいいや、とそのまま抜き去った。背後から聞こえる2人の楽しそうな話し声がだんだん小さくなっていった。


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走ろうと思えば走れる区間なのだが、ここは無理せず、早歩きで進む。



17.5km地点にあるCP2を抜けると緩やかに登り始める。

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結構登ってきたな。
というか、これ、地球ですか?地球ですか?火星じゃないんですか??

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うわー、まだ登るんですか?
先にポツポツとした人影がみえ、俄然、テンションが下がる。

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うわー、すごいところにきましたわ。

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そして、砂の吹き溜まりがすごい。

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って、この砂の吹き溜まりのところを降っていくわけなんですね。
ヒャッホー!!

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ザックザック砂を降っていったので、靴の中に砂が入りまくりましたわ。
砂場が終わったのを確認して、靴から砂を取り出す作業を行う。


からの、このような景色が続く。

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いやあ、今日は変化に富んだコースで面白かった。
一時は足が凍結してしまう、ヤバイと思ったのだが、終わってしまえば、それもそれでいい思い出になったかな、と。



で、今日のキャンプ地になぜかリャマ(でいいのかな?)を連れたおじ様が乱入してきました。一緒に写真撮影したらお金取られるってやつかしら?


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●第2ステージ
[開催]2022年9月26日(月)
[距離]37.5km
[スタート] 現地時間 8:00

ガーミンの記録
この日は変化に富んだコースだった

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