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6.ラップランド 2022 / Day6: 休息日



ロングマーチの翌日は休息日だ。
なんとこのキャンプ地にはシャワー、しかもサウナも併設されている。まさかレース中に本場フィンランドのサウナを堪能できるとは思いもよらず、いえ、嘘です。必須装備のドロップバッグ2に水着とタオルの指定があったから、うっすら期待していたが、でもそれはレース後だと思っていた。



サウナはテント毎に利用時間が割り当てられていた。

Photo Credit: Racing The Planet
サウナの利用時間が掲示されている


が、運悪く、私のドロップバッグ2は手違いでレース終了後の宿泊施設にあり、なぜか、同じテントで先日リタイアした人のドロップバッグ2が届いている。すぐに届けるように手配したとスタッフは言ったが、結局、届いたのは夕方頃で、もはやサウナにもシャワーにも入る気にならず…..。


結局、1日の大半を火のそばで仲間とくっちゃべって過ごす。

Photo Credit: Racing The Planet


なんでもロングマーチでトップ集団がCP2を飛ばしてしまうという珍事が起きたとのこと。(だからコース誘導のボランティアスタッフがいたのか!)

それでどうなったのかというと、キャンプ地に着いた時に、スタッフから追加のコースを用意したと言われて、トレイルの折り返しを往復15-6kmくらい走らされた、と。結果、他の人たちより少し多く走っているそうだ。

へー、そんなことがあったのかーってな感じである。


レース中に誰それとこんなことがあった、あんなことがあったと皆と話していると、現時点で総合トップの若岡氏が、
「そんなことがあったんですね。僕はいつも孤独で走っていますから....。」
とボソッと言った。

はっ!そうだ、トップ選手は熾烈な争いをしているんだった。
そして、のんびりとハイキング気分で歩いている私。
同じレースに参加しているとは思えないな……(汗)



湖畔にあるキャンプ地で、選手たちはそれぞれの時間を過ごし、前日のロングマーチの疲れを癒す。

Photo Credit: Racing The Planet


Photo Credit: Racing The Planet


夕方頃、このキャンプ地のオーナー夫婦からの挨拶とクッキー(だったかな?)とお茶の差し入れがあった。なんとも有難い!


いよいよ、明日が最終日、残すは約11 kmのコースだ。



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