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2.ジョージア 2022 / Day2: Tsalka Resevoir- from the west to the east (45.8km)


いやあ、昨日は散々な目にあった。
トップ集団もロストしていて、途中でスイーパーと遭遇したそうだ。結局、迷わずにきちんとコースを辿って行けたのは2-3人位だったという。

テントメイトのイスラエル人はリタイアし、テントに戻ってくることなく、そのままトリビシヘ帰っていった。CP2に向かう急登で遭遇した時はかなり疲労していて、苛立っていた様子だった。

今大会、最年長の韓国からやってきたおじさまもやはり相当体力を消耗したらしく、CP2でリタイアした。日本人選手Wさんとゴールに向かっている時、おじさまを乗せた車両が私達のところで一時停止し、別れの挨拶をしてくれた。



今朝のブリーフィングで、レースディレクターのジーナが昨日は色々あったけど、みんな良くやったと労い、「フッフー!」と盛り上げてくれるのだが、それが、みんなの癇に障ってしまったのか、なんだか白けた空気が流れていた….。


今日は川渡りがあると説明があったが、この少し前にジャングルで川渡りを散々やってきたので、それよりはマシだろうと楽観視している。


8時スタート。まずは草原から村へと向かう。

Photo Credit: Racing The Planet



村に入ると、興味津々であたりを見回して、どんな家に住んでいるのか、どんな家畜を飼っているのか、どんなものがあるのか辺りを観察する心の余裕ができた。

Photo Credit: Racing The Planet
村の中を駆けるモリモリ。村の大型犬がバウワウ吠えてくるから怖いとよく言っていた。


村の人たちはフレンドリーで、ニコニコしながら私たちの様子を見ている。そういえば、昨日は村の女の子が駆け寄ってきて、摘んだ草花をくれたなあ。



そして、また草原へ入る。
川渡りは思ったよりは浅く、足首が浸かるくらいなのでなんてことはない。

Photo Credit: Racing The Planet



一面がお花畑のような草原を轍に沿ってひたすら歩く。

Photo Credit: Racing The Planet

天気が良かったら最高なんだけどなあ、、。



CP2を抜けると、舗装されていない道路に変わり、CP3は今も使われているのか謎な、古い石造りの教会のそばにあった。

Photo Credit: Racing The Planet



古い教会の中を見てみたい衝動に駆られるが、そこはぐっと我慢して先を急ぐ。


ここから緩やかな上り基調となる。丘の上には十字架が、、。

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ジョージアはキリスト教を国教とし、国民の大半はジョージア正教の信者だ。


辺りが濃い霧に包まれてきた。
まだ記憶に新しい、昨日の濃霧でのコースロストの恐怖が蘇る。

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ピンクフラグを見失わないように、慎重に歩みを進めていく。運よく、この道路を真っ直ぐ進んでいくだけだったので良かった。


霧が晴れた。ゴールまであともう少しだが、うわー、あそこまでいくのね。

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霧も晴れて、ゴール間近ってことで、心に余裕が出てきたので、ブツブツ喋りながら動画を撮る。


そして、ゴーーーール。

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ゴールを祝うかのように(?)晴れ間が見え、すごい景色を拝むことができた。


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●第2ステージ
[開催]2022年6月20日(月)
[距離]45.8km
[スタート] 現地時間 8:00

ガーミンの記録
西から東へ


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