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1.Stage1 - 45km 初日だからと様子見したら・・ /Wadi Rum Ultra2018


朝、目覚めたらまだ辺りは真っ暗で頭上には満天の星空が輝いていました。最高!


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スタートは8時。
昨晩から食事は日本から持参した食料で賄っていて、レース終了まで続きます。荷物はスーツケースに詰めておけば、次のキャンプ地まで運んでもらえます。スーツケースに入りきれないものは、仕方ないのでバックパックに詰めて背負って走ります。朝ごはんはフリーズドライにお湯をかけて頂きます。

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荷物は全部背負って走らなくても良い、お湯は支給される、とサハラマラソンに比べたら天国のような環境です(笑)


スタート時間、5分前になるとランナーがわらわらと集まってきました。

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私のザックを見たドイツからやってきたマティアスは「何でこんなに荷物があるんだ?」と驚いています。「スーツケースに入りきれなかった荷物をザックに入れたんだけど?」というやりとりをしていたら、そばで聞いていたイギリス人女性(誰が言ったか失念)が「え?!そんなことしなくてもいいのに。」という話をしているうちにスタートまでのカウントダウンが始まりました。


5・4・3・2・1・Go!

みんな勢いよくスタートゲートを潜り抜けて行きます。私も最初だけ最後尾からちょっとだけ走り、その後ウォーキングに切り替えます。初日から45kmというフルマラソン以上の距離なので、飛ばし過ぎずに早歩きでワディ・ラムの絶景を堪能します。

チェックポイントは10km毎にあり、今日は4箇所設定されています。そこでは給水を受けることができます。

20km地点のチェックポイントで、共同主催者のサムと陽気なおじさまサイモンがいたので、スタート前のやりとりで生じた素朴な疑問をぶつけてみます。

すると、「えー!?だからそんな大きな荷物を背負っているの!?」と驚きと笑いがチェックポイントに響き渡ります。どうやら、私は何か勘違いしたようで、今日のコースは同じキャンプ地に戻ってくる周回コースだったようです。なので、必要のない荷物はそのままキャンプ地に置いてきてよかったのです。

サイモンが笑いながら「余計な荷物は車でキャンプ地に運んでおくから僕に渡して」というので、ランニングシューズ(日常使い用)、寝袋など渡したら「こんなに背負っていたのか!」と爆笑される始末です。

余計な荷物を渡したら体が軽くなり、足取りも軽くなりました。でも、走りませんけどね。

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コース上にラクダが数頭見えてきました。このペースで歩くとラクダの群れに追いついてしまう。 ラクダも背後からくる私の存在に気がついて、チラチラと後ろを振り返っています。これ、追いついたら、ラクダに攻撃されてしまうのだろうか、距離を取った方がいいかな、と考えているうちにラクダが勝手にコースを外れてくれました。


ワディラムはとにかくスケールが大きく、こういう圧倒されるような岩山が次々に目の前に現れます。

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とにかくみているだけで飽きません。飽きたのは足場で、ずっと砂地獄でストレスが溜まります。足に少し違和感を感じ始めました。


結局、9時間強かけて45kmのコースを踏破しました。

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後からガーミンで見てみたら、キャンプ地をスタートしてぐるっと大きく周回しているコースどりだったようです。

キャンプ地に戻ると、当然のことながらみんな戻ってきていて、既に私のバックパックが異常に大きかった話が広まっていて、ちょいちょいじられてしまうという、いじられキャラが確立してしまいました・・。


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