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高野山 真田坊 蓮華定院 [宿泊記][和歌山県伊都郡高野町]

(2021年5月の宿泊記録)

九度山を後にし、電車とケーブルカー、路線バスを乗り継いでやってきた高野山。


和歌山旅行のメインイベントとなる高野山宿坊での宿泊、それも真田家所縁の蓮華定院です。

関ヶ原の戦いで西軍につき敗れた真田昌幸・信繁親子は高野山に蟄居を命じられるわけですが、この蓮華定院が九度山に住居を用意し、信繁は九度山とここを往復して暮らしていたとのことです。


後に、松代藩へ移封となった真田信之と宿坊の契約を更新し、以後、高野山における真田家の菩提寺として「真田坊」と呼ばれるようになります。
真田家の菩提寺に宿泊できるなんて、電話予約完了した時からテンション上がりまくりで、この日をずっと楽しみにしていました。



チェックインの時間は15時ですが、ちょっと想定外のハプニングでちょっと遅れちゃいましたけど、なんと本日の宿泊客は私しかいないという。貸切状態に更にテンションアップです。


寺院内の庭が美しすぎて、どこを取っても絵になるので写真撮りまくりです。



今宵の宿泊客は1人ってことで、こういう空間も独り占めできるとは幸せですわ。



部屋に案内してもらいました。



部屋はトイレ・バス共同の個室なのですが、客室内には真田家の家紋、六文銭があちこちに散りばめられていて、心が弾みます。



早速、寺院内をあちこち見て回ります。



そして、一番、楽しみにしていたのが、、、
真田昌幸・信繁に所縁の品々、特に書状!

これは真田安房守という署名と花押が、、パパさん(昌幸)ですね。


で、これには真田伊豆守という署名と花押が、、ということはお兄さん!(信之)ですね。




で、こちらの2つは信繁が書いた書状ですね。
こんな貴重なものを気が済むほどにマジマジと長々とガン見できるなんて恐悦至極の極み。これは宿泊客しか見ることができません。



宿泊客しか見れないといえば、上段の間!!

ここが真田昌幸・信繁が滞在した部屋(江戸時代に焼失し復元)です。
今から400年程前に彼らがこの場所にいたと思うと、何だか胸に込み上げてくるものがありますね。しかも、宿泊客は私1人なのでゆっくりじっくりとこの空間を堪能しましたよ。



そして、先ほど触れた通り、ここは真田家の菩提寺ですので、、

松代藩初代藩主、真田信之と二代目藩主、真田信政のお墓もありました。
(そういえば、前年、松代城とその城下町を散策しているのですが、まだ記録書いていない....汗)



17時からは本堂で瞑想の時間を過ごし、その後は夕ご飯、精進料理を頂きました。

1人でじっくりと味わいました。なんて贅沢な時間なんでしょう。



食後も寺院内をあちこち見て回りました。



そして、大浴場は男女入れ替え制でした。

宿泊客は私しかいないので大浴場独り占めでした。



翌朝は6時から朝のお勤めに参加し、朝食を頂きました。


そうそう、客室にはWifiは飛んでいますが、テレビはありません。共同のテレビ部屋?がありましたが、普段、テレビを観ることはないので利用しませんでした。

チェックアウトは朝の9時とちょっと早いのですが、真田家ゆかりの宿坊体験は大満足でした。次は写経もやってみたいなと思いながら、高野山を(ケーブルカーで)下山しました。


また必ず来ますよっ!


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