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5.アタカマクロッシング 2022 / Day5: The Infamous Salt Flats (37km)


レース再開。
第4ステージは当初44.3kmの予定だったが、コースを変更し37kmへ、約7kmほど短縮された。まあ仕方ない。前日は思いもよらず休息日になり、しかもマルゲリータピザの配給もあり、元気は有り余るほどある。



8時スタート。
走り出してすぐ、目の前に何か見える。

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気球だ。

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いいなあ、気球に乗って優雅にアタカマ砂漠を見渡してみたいわ、なんて考えながら、舗装されていない道をひたすら早歩きする。

途中から足場が変わり、ブロッコリーという愛称のぼこぼこした土の上を歩いたりする。これ、3日目にも登場した足場で、カサカサとした泥や塩混じりのブロッコリーのように隆起した地面が延々と続いていて、下手したら足を挫いてしまうし、ズボッと足がハマったりするという厄介な足場だ。ここで前回は転んでしまったので、慎重に足を進める。

これ、地味にイライラする足場なのだ。
ここ踏んだら足がはまるかな?はまらないかな?と見極めが難しい。



24-5km地点のCP2手前あたりから再び舗装されていない道に出る。というか、CP2にキャンプ地があるもんだから、最初は「え?もうフィニッシュ?」と勘違いしてしまった。


CP2に着いたら、「もうここで終わりとしていいっすか?」「だめよー(笑)」なんていうベタなやり取りをスタッフとやりつつ、「じゃあ、また後で。」とCP3に向かう。

どうやら、CP3で折り返してくるコースに変更したようだ。
(朝のブリーフィングで話されたかもしれないが聞いていなかった。)


湖を横目に、これは塩湖なのかな?と考えながら、ちょっとだけ小走りしてみる。

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そうそう、こういうパッサパサの地面、足を踏み入れたらボコって沈んでしまうことがあるんですよ。ついさっきまでこういう足場を歩いてましたから。



と、前方から誰からやってくる。

韓国人選手のジューだ。彼とは今年のジョージアのレースで一緒になって、ラップランド(その時、彼はボランティアスタッフ)、そして今回と、意識が高い、とても優しい若者だ。


そして、アメちゃんからのジョン。

アメちゃんとジョンは同じ4 Deserts Grand Slamを狙う仲間で、今年はずっと一緒にレースに出ている。


通常のマラソン大会で折り返しのコースだと、げげっ、嫌だなあってなるんだけど、こうやって気心知れている仲間たちが折り返しでやってくるってのってめちゃくちゃ楽しかった。


CP2から折り返しのCP3までの6kmが短く感じた。

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ここの大きな池をくるっと回って折り返す。


いやあ、なかなか楽しかった。



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●第4ステージ
[開催]2022年9月29日(木)
[距離]37km
[スタート] 現地時間 8:00

ガーミンの記録
まさか次のキャンプ地を一旦通り過ぎての折り返しとはね


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