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【失敗実体験】社労士試験初学者だった私がテキスト読み込みの沼にはまった話

こんにちは!れんです。
今回は社労士受験生1年目、初学者の私がインプットの沼にはまり、合格への回り道をした話をご紹介します。

以下こんな人にはおすすめできる内容です。

✔ 初学者でわからないことがわかるようになるのが楽しい
✔ テキストはともかく前から順番にきちんと読んでいくタイプ

これらにあてはまる方の沼ポイントを私が経験したことから2つご紹介します。

沼ポイント①テキストに書いてない状況を妄想する。

ここは共感があるかないか意見が分かれそうだと思いますが、私自身は割と始めたばかりのころはインプット作業が楽しかったんです。
私自身、始めて社労士試験に挑むにあたっては全ての法律科目が初見でした。

すると条文ごとに新たな発見だらけで、「こんな法律なんだ!」「こんな仕組みなんだ!」「今まで知らなかったけどこれ生活に直結する話じゃん!」こんな楽しさがあって、そこまで学習は苦ではありませんでした。(当初は。。。)

すると、こんな条文だけどこういう場合はどうなんだろう、この条文上ではこう書いてあるけど自分の場合はどうなんだろう、テキストにないことを考えてしまうんですね。

しかも気になってちょっとネットで調べてみたり。他の人に聞いてみたり、そこだけ調べ切って満足して寝るなんてこともありました。

こうなったら沼です。だってテキストに書いてない事を考えても今の自分では出した答えが正しいかはわからないんですから。時間ばっかりどんどん浪費してしまいます。

こういったことを考えるのは先々の話。実際実務にかかわってからでも遅くはありません。
考えるのが楽しくても、ほどほどにしてあくまでテキストに書いてあるレベルでの理解にとどめて条文に集中しましょう。

沼ポイント②「条文全文きちんと理解していないと問題は解けない」という考え方

タイトルから【失敗実体験】なんて書かれるとあたかもインプットが悪い作業に思われてしまうかもしれません。

もちろんそんな意図はありません。理解して進む、これも重要なのは言うまでもありません。

惜しまれながら令和2年9月をもって閉塾されますが、社労士試験界カリスマ講師の井出先生も「理解を中心に学習をすれば応用がきくし、年々行われる法改正にも対応ができる。その法律がどういうものか理解できないと、実務では使えない資格になってしまう」とおっしゃっております。合格後を見据える上でも理解を進めることは重要です。

ただし、一方でインプット作業に没頭してしまうと、「試験合格」という一つのゴールに対しては少し回り道になってしまうという実感があります。それは「きちんと理解していないと問題は解けない」という気持ちに由来しているのではないかと思います。

最近は比較的変化しつつありますが、基本的には社労士試験で聞いてくるのはその条文の中でも重要な論点です。

重要な論点とは、例えばインプットテキストでいうと、太字もしくは赤字になって協調されている部分がそれに該当します。テキストでそうやって強調をされているのは各教材が「この条文ではここが出題されやすいよ!」と教えてくれているに他なりません。ですので、基本はまずここから薄く知識の土台作りをしていくことが合格への第一歩かと思います。

にも拘わらず、インプットテキストをはじめから順番に条文を追って行って、重要でない部分の言葉にひっかかる、よくわからない語尾に惑わされる、そうするとなんとなく条文全体がわからなくなって結果よくわからん!となってしまうかもしれません。実際私はそんな経験がありました。

社労士の試験は法律の試験です。普段からなじみがある方は別ですが、私のように法律のホの字にも触れたことがなかった超初心者にとっては、解読することが困難な条文もあります。

でも結果を見てみると自分が引っ掛かった枝葉の文言は、試験としては大した意味を持たなかったりします

大事な論点があるはずなのに、そこをないがしろにしてきちんと文章として覚えよう、こういう考え方を否定するつもりは全くありませんが、まずは重要論点を軽く押さえて問題集でアウトプット。そしてその条文の重要な論点を理解したら後から枝葉の部分も読んでみる。こういった勉強法の方が、全文きっちり抑えていくやり方よりも短期間で点数には直結します。

私の場合は何より理解が最優先!テキストはきちんとわかっていないと!という考えが先行してアウトプットが控えめになりがちでした。すると、いずれ来る直前期に本当に覚えていないといけない重要論点を根こそぎ忘れていたりしました。

結局アウトプットをして間違えた問題や印象に残った問題こそあとあと覚えていたりします。あれだけ時間をかけたはずなのに、インプットだけだとなぜか忘れている、こんな経験もありました。

条文全部を押さえなくても、重要論点から抑えていけば問題は解けてきます。難易度が高めな応用~難問に対応するための枝葉の部分は、後回しでOKなのではないでしょうか。

初学者のインプットはほどほどに

インプット作業は楽しい人にとっては本当に楽しかったりします。一方でインプットをきちんとしてからアウトプットをしたい。こんな考え方の方もいらっしゃるかもしれません。
私はこれらの考えから基礎学習期によくテキストを読んでいました。

自分に合う勉強方法はそれこそ千差万別ですので、それが絶対に合うんだ!という人はその道を突き進むのも一つの方法かと思います。

ただ社労士の試験は問題を解いてナンボな点もあります。
特に、初学者の方は択一式の試験対策をした後に選択式の試験対策に徐々にシフトするのがスタンダードな学習法といわれており、私自身もそう思います。

全て読んでから問題を解くにはかなりの時間がかかってしまいます。
ですので、ざっくりと読んで枝葉は気にしない。テキストで強調されている部分をなんとなく理解したら基礎問題集を解いて太字・赤字の部分が理解できているか確かめる
それから徐々に太字以外の部分に理解を広げていく。こういう勉強方法が合格した現在ではやっぱりおすすめできるのではないか、そう思っています。

ちゃんと理解してから進むのもありですが、スピードや効率から「初学者序盤のインプットはほどほどに」という言葉で今回は締めたいと思います。

Twitter:@ren_sharoushi

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