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社労士試験合格に向けた具体的スケジュールの立て方と基本的考え方(軌道修正の仕方は別記事)


こんにちは!れんです。
私は合格に最も必要な事は「継続した学習」だと考えています。実際どのくらい学習を継続する必要があるのでしょうか。少なくとも3か月、社会人なら可能なら1年くらいの学習時間をとりたいところではないかと思います。しかしこの期間、自身合格ラインにのせるための学習を続けることは簡単なことではありません。

やる気がある日やそうでない日の波もあります。
しかし、その波にのまれてその日勉強をしてしまうと、合格に必要な実力をつけることが出来ないまま本試験を迎えてしまうことになってしまいかねません。そうならないためには、合格という目標に沿ったスケジュールを立てて、それを実直にこなしていく地道な作業が必要になってきます。

実際スケジュールを立てて学習を続けよう、そう思ってもなかなか簡単には実行することは難しいのではないかと思います。それは以下の2つの悩みがあるからではないでしょうか。

① 計画をどうやって立てたらいいのか、実際どのくらい学習をしたら合格が近づいてくるのかイメージがわかない
② 結局計画をたててもこなせない、結局計画は立てても意味がないと感じる

今回はまず①について考えてみます。②に関しては詳細を書きたいので後日別記事にて紹介します。

予定の立て方のコツは目標からの逆算


まずは①について。こちらについてはまず過去投稿した記事も参考にしていただきたいです。


一番最初にやることは、①ざっくりと年間の単位でやることを決めること、②8月末の本試験日までどのくらいの期間を学習できるかを考えること。この2点を考えましょう。

9月から始める方は約1年、年明けから始める方は約8か月、といった具合です。ここから合格に必要な学習の内容を考えてみます。一日〇〇時間という予定の立て方でもいいのですが、時間だけ過ぎてしまって中身が伴わないと学習効果が薄くなってしまいます。ですので、できれば時間単位でスケジュールを立てるのではなく、内容でスケジュールを立てるのがお勧めです。

一つ具体例を出します。あくまで考え方の例であるため、全くこの通り学習を進めましょうと言っているわけではありませんのでご注意を。

例:社労士試験を目指す上で、多くの人が取り組む「過去問」。
仮に本試験までに過去問5年分を解くのであれば択一式350問×5年分=1750問。これらを仮に本試験までに3周するのであれば1750×3=5250問。
これらを9月から始めて試験日1月前の7月末までに終わらせる計算で予定を組むのなら5250÷11か月≒477問。これを一月で進める計算になる。

まずはこんな感じでまずはざっくりと目標を立てることがスタートラインです。

ここで一月単位での問題数が出たのですが、さらにここで重要なのはこれを週、日と細かく目標を細分化していくことです。一月の目標を立てても、「一月でこれだけやればいいんだ」と思って月の序盤で手を抜いてしまっては意味がありません。

スケジュールを立てる意味はあくまで「継続的な学習をする」ということを進めることにありますので、可能な限り細分化をすることで日々の学習でやるべきことを明確化しましょう。

先ほどの例であるならば、477問を週ごとにやると477÷4週≒119問、一日ごとに直すと119÷7日≒17問です。そうすると1日過去問を17問解けば目標をクリアすることが出来ます。

上記例と同じ要領で、インプット教材、基礎問題集等もやるのであれば、どのくらいの期間でどの程度進めるかをスケジュールに当て込んで1日の勉強内容を明確化していきます。

なお、どのくらいスケジュールに当て込んでいくかは、当然その人の持っている背景や環境で異なります。

参考までに私が初学者の際にやった内容をお示しすると、択一式基準で

基礎問題集:1冊を3周くらい
過去問題集:10年分を2周くらい
スクールの答案練習:計約1500問位を概ね理解するまで
模試4回分:350問×4回分=1400問を解きなおしを含めて2周くらい

これ位の量を1年間かけてアウトプットをしていました。これで択一式の総合点の足切りはありませんでした。

一つお伝えしたいのは、先ほどお示しした通りこの問題数はあくまで私が学習した問題数でしかないということです。
合格するにはこれ位必要だとか、これより多くやっているから安心だ、というものではなく、自分が合格に必要だと思ったものを積み上げていったら結果としてこうなったという1例に過ぎないことを押さえてください。なお、私自身はこのアウトプットをこなすだけで初学者の頃はあっぷあっぷになっていました。そのあたりの詳細は参考までにリンクを貼ります。

自分が必要だと思うものは自分にしかわかりません。自分のスケジュールは自分で作り上げていく、こういった意識をもってスケジュールを立てるようにしましょう。

もう一つ重要な事は、始めから高い目標を立てすぎない事です。
少し極端な例ですが、例えば、過去問も10年分は解きたい、しかも完璧にするには5周は必要だから
350問×10年分×5周=17500問、これを直前期は忙しくなりそうだから今から3か月くらいでやり切ろう。こういった目標を立てたとします。すると先ほどの計算どおりスケジュールを立てると、1日あたり大体200問ちょっとを解く計算になります。

複数年受験者で平日も時間がたっぷりとれる、そういう人ならいざ知らず、初学者で働きながらこなすには難しいスケジュールです。まずはこんなに少なくていいの?くらいのところから始めるのがミソです。

ここまで学習計画の立て方をご紹介しました。学習計画を立てることは継続化、習慣化の第一歩ですので、ぜひ立てるようにしてみてください

さて、最初に提起した悩みについて、皆様は覚えておりますでしょうか。
再度おさらい。
① 計画をどうやって立てたらいいのか、実際どのくらい学習をしたら合格が近づいてくるのかイメージがわかない
② 結局計画をたててもこなせない、結局計画は立てても意味がないと感じる

①の方は、今回紹介した方法や私が実際に学習していた量等を参考に自身に合うスケジュールをまずは考えてみてください。

一方、多くの人が悩みを抱えるのは②の方ではないかと思っています。
②で悩む方は「スケジュールは一度立てたらそれだけは絶対にやり続ける」ことを強く意識しているのではないかと思います。
しかし、私は「スケジュールは日々軌道修正を加えていくもの、かつ弾力性を持つもの」だと考えています。

始めの内は実現可能でやるべきことだと思っても、実はそうではなかった、そんなことが出てくるとタイミングもあるでしょう。また、やれると思って立てた計画も予想以上に時間がとれず達成できなかった、こんなこともあるでしょう。

そういった理由でスケジュールを白紙にしてやる気を失い、継続が出来なくなっては本末転倒です。スケジュールは継続した学習をするためツールなのですから。

次回はそんな②の悩みを持つ方に向けてスケジュールの修正方法について考えてみたいと思います。

今回のまとめ

学習スケジュール
① 自分が本試験までにどのくらいのものを積み重ねたいか、それをどのくらいの期間で終えたいかをイメージする
② イメージしたざっくりスケジュールを週単位、日単位でざっくり割って目標を細分化してみる
③ 高い目標を立てすぎないように注意する
次回 上記スケジュールを絵に描いた餅にしないためにスケジュールを軌道修正する。

Twitter:@ren_sharoushi

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