見出し画像

中小企業診断士2次試験|記述問題で論点を外さないための設問文攻略!!

中小企業診断士の2次試験は記述試験ですが、模範回答は存在しません。各予備校が出す模範回答においても、全く違う内容で発表されることが少なくありません。

こうした環境下で問題を解くことが避けられない中、受験者として出来ることは、「設問文の内容や意図を丁寧に読み解き、正解と思われる部分を与件文から拾ってくること」しかありません。

というわけで今回は、「設問文の攻略」だけに絞り、出題者の題意を外さないためにはどうしたら良いかを解説していきたいと思います。2次試験の得点力に直結する内容となっていますので、是非何度も読み返して欲しいと思います。

では、早速内容に入っていきましょう!

設問文に対する認識

まず、設問文に対する認識について確認していきましょう。

その認識とは、「設問文は与件文の一部」であるということです。特に設問文には、驚くほどストレートに重要なことが書いていたりします。

例えばよくあるのが、「A社の社長は従業員満足の最大化という考えの元、××という施策を行ってきたがうまくいかなかった。こうした事情を踏まえ、中小企業診断士として、100字以内で回答しなさい」のような設問です。

回答において絶対に外してはいけない情報である「社長のビジョン・考え方」が明確に述べられています。この内容は、この設問にだけ関連するのではありません。その他の全ての設問においても、このビジョンや考え方をベースとして回答していく必要があるのです。

ですので、設問文の内容それ自体が、与件文の一部として重要なメッセージを持っているという認識を持ってください。

設問文の類型

さて、設問文を読む際のスタンスを理解したところで、設問にはどのような類型があるのかを把握していきましょう。

様々な切り口が存在すると思いますが、私が考えるのは以下の7種類です。設問文を読んだら、まずは以下のどれに分類されるかを把握し、何を回答しなければいけないのかを理解しましょう。

ここから先は

2,283字

¥ 500

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?