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大豆の食べ過ぎは危険!?

大豆はビタミン・ミネラル・食物繊維豊富であり、毎日食べることを推奨します。

しかし、ビーガンやベジタリアンのように
タンパク質をほぼ全て大豆から補ったり、
豆乳やソイプロテインなどを大量に摂取することは推奨しません。


すべての食品にはメリット・デメリットがあります。

もちろん大豆にもデメリットがあります。
デメリットを理解して賢い選択ができるようにしましょう!


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大豆製品の栄養はとても優秀です。

しかし
「栄養素が多い=健康に良い」
ではありません。


大豆には抗栄養素というヒトにとって有害な物質も含んでいます。


さらに、
遺伝子組み換えの有無、
農薬の有無、
放射性物質の有無

などによってカラダへの影響の仕方は異なります。



栄養素が多いだけでは判断できません。


すべて影響を総合的に考え、
身体に入った時にどのような反応するのかをしっかり考える必要があります。


大豆の抗栄養素でよく知られているのが、
「フィチン酸」
「サポニン」
「レクチン」
「イソフラボン」
「トリプシンインヒビター」
です。

量によってメリットにもデメリットになり得るものもあります。
簡単にそれぞれの作用をお伝えします。


「フィチン酸」
ミネラルのキレート作用、過酸化脂質をキレートすることも

「サポニン」
界面活性作用があり、リーキーガット症候群と関係している可能性

「レクチン、トリプシンインヒビター」
アミノ酸の吸収を阻害

「イソフラボン」
エストロゲン作用により、エネルギー代謝障害や乳がんなどと関係

※これら作用が全員に強く出るわけではありません。


特に
「甲状腺機能低下している人」
「乳児、子供」「高齢者」
「消化機能が低下している人」
は影響を受けやすいことがわかっています。

もし抗栄養素の影響が見られる場合は量を調整したり、除去して様子をみることが必要です。


次に遺伝子組み換え・農薬の影響についてお伝えします!


日本の大豆は93.9%が輸入されています。

輸入元は71.4%アメリカ。
そしてアメリカの大豆の作付け面積の94%が遺伝子組み換え大豆です。


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ってことは日本の大豆のほとんどが遺伝子組み換え大豆ということになります(^^;;

納豆・豆腐は遺伝子組み換えでないものが多いですが、その他は遺伝子組み換え大豆と思った方がいいかもしれません。


遺伝子組み換え大豆の問題点は、使われている農薬にあります。

遺伝子組み換え作物とセットで使われるのがグリホサート農薬です。


グリホサート農薬は、ヒトへの悪影響が数多く報告されています。


胃腸障害、肥満、糖尿病、心臓病、うつ病、自閉症、不妊症、がん、アルツハイマー病などとの関連が指摘されています。


そのため、
外国ではグリホサートの使用を禁止にしているところが多くあります。

しかし日本は世界と逆行し、
・グリホサート残留基準を緩和
・メディアでの情報公開なし
・2019年4種類のグリホサート農薬を新規登録など。

アメリカとの関係性がわかりますね(^_^;)



大豆について私の意見をまとめると

栄養豊富ですが、抗栄養素や農薬などの有害物質が含まれていることを忘れてはいけません。

毎日食べることを推奨しますが、過剰に摂取するのはやめましょう。


特に甲状腺機能が低下している人は【量】に注意して下さい。

豆乳やソイプロテインを過剰に摂取することも控えましょう。

味噌や納豆などの発酵食品にはメリットが多いです。
しかし腸内環境が悪い人は、逆に体調を崩してしまうこともありますのでご注意ください。


一日の適切量は個人差があるので詳しくはお伝えできません。

徐々に量を変えて体調の変化などを観察することが良いと思います^ ^

お読み頂き有難うございました!




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