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2023年を振り返る

歳女の2023年、本厄でもありました。
癸卯の今年は「寒気が緩み、萌芽を促す年」になる予定でしたが、一年が経とうとしている今、結論から言えば、これまでの人生で最も幸せな時間を過ごしました。
普段明るいのでこういうことを言うと驚かれるのですが、毎日の始まりにまた朝が来た…と落ち込むことがなかったような気がします。

厄年っぽいトピック

4月に首が固まり、2週間ほど整骨院に通っていましたが、そのあとは何事もなく平穏な日々を過ごしていました。
平穏とはいえ、なかなかハードだったような気もします(笑)
あとは視力の低下が止まらなくなっていまして、先月コンタクトレンズの度数を調整したばかりですが、もうピントが合わなくなってきました。肝斑が出てきたあたり、お年頃になってきたということでしょう。

新しいことだらけの一年

今年はびっくりするくらい新しいことばかりチャレンジしてきました。注力したのは「コメ」「イチゴ」で、この分野を広げていくのはとても好きだし楽しめることも気付きました。

「コメ」の分野

フリーになってから考え続けてきた新規事業が形になった今年。2月に自然栽培米・有機栽培米専門店「Natural Farming」をオープンし、5月に旨い玄米専門店「玄米王米穀店」をプレオープンしました。
玄米王米穀店がなぜプレオープンなのかというと、このお店で販売する玄米は「玄米限定・土鍋炊飯食味グランプリ玄米王2023」で受賞したお米を取り扱っていく方針で、グランプリは現在進行中だからです。
年が明けると最終審査と表彰式が行われ、本オープンとなっていく予定のため、来年もすでに新たな動きがあり、個人的にも楽しみです。

とはいえ、お米については私は専門外で、当社の代表のスキルをフル活用し、新たなつながりをつくることやショップの運営、広報活動が私のメイン業務となりました。
お客様に誠実な対応をするために、お米に関する本を50冊以上読破し、3つ星お米マイスターの資格も取得することで自分なりに研鑽に努めてきたつもりです。

お米の話を読み進めると、歴史と経済の話に結びついてくるので、より様々なものの見方を知るとともに、様々な在り方を許容するための知識を得たと感じています。

また、事業運営の中で、「商標登録をする」「補助金を活用する」「様々な制度に登録する」などといったやや小難しい事務面のスキルを獲得できました。この辺りを自分でやってしまえるのは便利だし、本気の仲間となにかをするときには助けになることもできると思います。

「イチゴ」の分野

私が講師と事務局を担当させていただいている「いちご大学アカデミア」。この学校の良いところは遊びながら学び、様々な属性の人と関わるところにあります。

いちごについて学ぶとなれば、栽培・栄養・経営など農業をベースにしたものは世の中に溢れています。もちろんそれらもカリキュラムの一部としてあるのですが、単にビジネスのためというだけでなく、好きなことを中心にして集まってくる仲間は一生の遊び相手になってくれると感じています。
ビジネスの場ならライバルになるので共有しない情報もここではお互いの成長や幸福のために共有されるような温かい場となっています。

もちろん、このような在り方を「ゆるい」「無意味」と感じて離脱する方もいらっしゃいますが、所属メンバーが次々に目標達成している姿を見ていると、結局は場をどう使うかがいかに大切なことであるかに気付かされます。

また別でご紹介できればと思いますが、「いちごが足りないほど売れた」「新規案件獲得」「お客さんが増えすぎてスタッフが足りない」「オープンから地域ニュースに取り上げられた」「加工品の売上が伸びた」など着実に成果に結びつけてきたのは1期生の面々。1年目に学んだことを確実に活かし、2年目に目標達成し、さらなる成長へ向けて努力を積み重ねています。
まさに集合知の威力を実感させられ、私も一緒に成長させていただいています。
1年目、2年目と30名以上の仲間がともに学んでいることを考えると、3年目となる来年もまた新しい仲間が集まってきてくれると思います。

私自身が目指すものは、「だれかを応援できること」「友人に素敵とか自慢に思ってもらえる私でいること」の2つ。普段は事務局をしながら、所属メンバーを応援しています。だれかを応援することについては、また別な取り組みがあっても面白そうなので、考えていきたい分野です。

新たな取り組みは「夏のいちごランチ会」の開催。講師を複数人ご依頼して場づくりをするのは、なかなか労力がかかるものですが、とても楽しかったです。
今は商品開発プロジェクトを講師陣と受講生の皆さんと推進中で、これもかなり労力がかかる上に不確定要素の多い取り組みなので、普通の組織ならやらない取り組みになっています。
そんなプロジェクトを立ち上げようと声をかけてくれた講師仲間からも学ぶことはとても多いです。
新たな取り組みは改善点ともっとやれることを教えてくれるので、少し無理をしてもやった方が良いと考えています。

そして、全く営業せずにいちご関連のお仕事がやってきたことがかなり驚きでした。雑誌の監修、イベント企画、ゲストハウスプロデュースなど、いちご大学関連以外のものも出てきたことが嬉しかったです。
飽きっぽい性格なので、新しいことはいくらあっても困らないみたいです(笑)

ほかにお手伝いしている農業生産法人でも、イチゴ栽培に参入する話も出てきていて、来年も楽しみなトピックが満載です。

素敵な友人たちからの贈りもの

営業なしのお仕事獲得については、私の友人たちがパワーを持っています。フリーになってから、自分の業務に私の能力が活かせそうだと言って、お仕事に組み込んでいただく機会が少なくないことに私が一番驚いています。
やってみてダメだったら、この経験を持って再就職だ!くらいの気持ちで始めましたが、どうやら来年も自由気ままに働くことができそうです。

また、古巣の農業ベンチャーがついに上場したことも嬉しかったです。自分がやってきたことが全く無意味というわけではなかったんだなと、かなり救われた気持ちになりました。当時の仲間たちとは、来年になりますが飲みにいく約束をしています。
結果として、私は上場に向けて「ふるい落とされた人」というわけですが、これには私自身とても納得しています。その理由はいくつかありますが、ここでは内緒です。ポジティブな理由なので安心してください。

こうして人脈を整理できてきたら、ストレスフリーになってきました。友人や仕事仲間と食事へ行ったり、自分から誘うことがすごく増えたのも驚きの変化です。
そして、しっかりとビジネスをやっている経営者の方々が、なぜか食事や遊びに誘ってくれるのが不思議すぎるので、来年は理由を聞いてしまおうと考えています。
私といえば面白い話もできないし、事業も手伝わないし、謙虚でもないし、博学でもないし、遠慮しなくて失礼だし(爆)、つないでほしい人脈もないでしょうし、むしろ楽しませてもらって教わりまくっているだけです。そんな私でも構わないと思ってくれるくらい懐の深い人ばかりではありますが。

そんなわけで、「コメ」「イチゴ」以外にもやってきたことはいろいろあるのですが、ここには書けない案件も多いので割愛します。
いろんなことにチャレンジさせていただき、多くの方が気にかけてくださった2023年、皆様本当にありがとうございました。

来年やりたいこと

やりたいことと、こんなことが起こるといいな!ということがたくさんあります。思いつくままで取り留めもないですが、ざっとあげただけでも30個以上出てきました。皆さんは来年なにがしたいですか?

(1)EC事業の売上を2倍に成長させる
(2)読書年間60冊以上
(3)夏いちごの食べ比べ
(4)美しい棚田を見に行く
(5)ECショップの拡大(いろんな意味で)
(6)九州一周
(7)北陸一周
(8)秋田でなにができるか考える
(9)いちご関連の仕事を増やして仲間につなげる
(10)いちご関連の業務実績をまとめる
(11)なにかで会社が表彰される
(12)弊社代表のテレビ出演5本以上
(13)所属会社のベトナム圃場へ行く
(14)写真のスキルを磨く
(15)デザインスキルを磨く Adobeカレッジ卒業
(16)料理スキルを磨く
(17)米屋の事業継承の話がちらほら出てくる
(18)クローゼットの中身をさらに半分にする
(19)友人たちと積極的に出かける
(20)伊達メガネを買う
(21)活用できる補助金は積極的に活用する
(22)福岡で本場のあまおうを食べる
(23)新潟で本場の越後姫を食べる
(24)岐阜で本場の濃姫を食べる
(25)事業を伸ばしてもっと寄付を増やす
(26)美術館の年間パスを買う 国立博物館の年パスゲット
(27)コラムやメルマガなどの執筆系を365本(2023年は150本程度)
(28)コテンラジオとPIVOTの続きを聞く
(29)イベントやワークショップの開催
(30)寄席に行く 浅草演芸ホールの虜に
(31)受講生卒業生の圃場を訪ねる
(32)無駄使いをしてみる
永遠に出てきそうですね。

逆にやらないことは、3つだけです。
・孫請けの仕事はしない(私たちと仕事をしたい方とだけご一緒する)
・自分らしくないことはしない(かといって否定もしない)
・頑張りすぎない(無理をすると不具合が出てくる)

というわけで、今年は久しぶりの連絡で贈り物を送ってくれたり、お仕事やごはんのお誘いがあったりして、私のことを思い出してくれた友人たちからたくさんの愛をもらった年でした。

普段から楽しそうな人とお付き合いすると精神衛生が非常によくなることを実感した年でもありましたし、悩む暇がないくらいやることがあって、それがやりたくない・行きたくない・会いたくないといった負の感情でないことの大切さも知りました。

今年がとっても素敵だったので、来年もその先もずっと今年みたいな時間を過ごせるように日々邁進したいと思います。

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