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流通業の経済的役割

流通業者ってなんで存在するんだろう?中間的な業者が入っちゃうと値段が上がるだけやん、って思ってたけど、意外とそうでもない。

実は生産者と消費者の間に流通業者が入ることで、経済的にコスト削減につながっている。下の図がそれをよく表している。

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こんな感じで流通業者がいないと、消費者、生産者が各々たくさんの業者と取引しなきゃいけなくなる。逆に流通業者がいることで、取引数が単純化される。これによって流通費用の節約につながる。

上の図でいうと、直接流通の場合
3(メーカー)×5(消費者)で15の経路があるのに対し、間接流通がある場合
1(流通業)×(3+5)で8つの経路だけで良くなる。

もっと増やしてみる。
メーカー10、小売業30、流通業2、の業界があるとする。直接流通しかないと、
10×30=300で、膨大で複雑な流通経路となる。
これが間接流通となることで、
2×(10+30)=80で、かなり減る。

こんな感じで結果的に流通費用が減ることで、消費者への低価格商品の提供や、企業のコスト削減につながっているのだ。

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