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家計も一種の企業みたいなもの

経済学の本を読んでると、家計も一種の企業、会社であることが分かってくる。

企業にとって、「限られた資源をどう使うか?」というのは非常に重要だ。資源とはヒト、モノ、カネ、チエ(情報)のこと。いかにこれらを上手く使うかが、効率的かつ合理的に使えるかが、競争を生き抜く上で必須となる。

家計に当てはめてみよう。それぞれの家計にも資源がある。例えば、家族であれば「自ら」という人的資源を、選択した企業に投下する親。教育を受けるという、ヒトという一種の資源の価値を上げようとする子供たち。

あるいは、親の給料というのはもちろん資源の代表格にあげられる。これをどう分配するか?子供の教育、株式、語学教室に通うなど投資先は無数に存在し、上手く使えばリターンはそれだけ大きくなる。

リモコン(どのテレビ番組にするか?)ひとつ取ってみても、家庭によっては限られた資源だ。誰が権利を得るのが公平か?平等か?といった問題もある。

一人暮らしをしている人も、恋人と暮らす人も、家庭とは規模や投下先の選択肢が違うだけで、根本的には同じだ。限られた資源(繰り返しになるがヒト、モノ、チエ、カネ、あるいは時間)をどう割り当てるかを選択し続ける。

毎月入ってくる恋人との合計の収入が60万円であれば、これをどう充てていくのか?

幸福度(企業でいう経営理念?)は家計(企業)それぞれだ。

恋人に対して尽くす、というのがその人(企業)にとって至高の目的であれば、彼女へのプレゼントや一緒に行くデートに資源を費やすのは理にかなっている。

入ってくる給料に対して、何を食べるか?何を買うか?という毎日何気無くしてしまう当たり前の行為は、実は資源の投下なのだ。自分自身と、自分自身の時間というめちゃくちゃ貴重なものを投資して得たリターンなのである。買い物は投資的に考えてみてもいいかもしれない。
あるいはこれを意識することで、毎日の選択によりスマートさが出ればこの記事を書いた価値あり。

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