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子供が欲しいとは?vol.2-夫はいらないのか?金だけなのか?-

前回書いた「子供が欲しいとは?」に続くような話だが、これもまた聞いた話にからめて考察したい。

前回の例では、3度の流産で夫との子供がようやくできたが、できた瞬間その夫はいらなくなったパターンだった。(倦怠期と妻の浮気のため)

今回は子供が生まれた瞬間から夫婦仲がうまくいかなくなったという例だ。

母親になると女は変わるという話は良く聞くし、また男も急に妻を抱けなくなるとも聞く。
経験の無い自分には到底わからない話だが、何かが急激に変わるのだろう。

妻は彼女だった頃は元々従順な女だったという。
なんでも尽くしてくれて、夫自身は王様のようだったと。

だがしかし、子供が産まれた瞬間からどんどん仲が悪くなり、喧嘩も増え、とうとう離婚寸前までいったと。

その理由に当たりそうな、その夫が言った一言がとても気になっている。
「家は汚いが自分は掃除をしない、うちの妻が出来が悪いわけではない、そこは彼女の仕事だから。」というような事を言った。
「家の事は妻に全て任せてある」と言えば聞こえは男らしいが、現代社会においてこれはいわゆる「ワンオペ育児」に聞こえる。

そこから考察すると、この夫はおそらくどんなに大変な状況でも家事を手伝うことは無いのだろう。

また、別な角度から考察するが、
おそらくその妻は【自分を必要としてくれる存在が欲しかった】ということなのではないのかと考える。
元々夫の言う事に従順になり、尽くしてきたその原動力は【求めてもらえる】という事だったのではないだろうか。
子供が産まれたその時、その対象が変わり、その子は【自分がいないと絶対に生きられない】存在だった事が嬉しいのではないのか。
そこで、言い方は酷いが夫は用無しになったとは考えられないだろうか。
もちろん本人すらこの気持ちは説明できるものでは無いのだろうが。

ところで、子供については両者大好きらしい。
現在親権を争っているそうだ。
ただ、ここに私も昔から疑問に思う「子供が欲しい」の意味について問いたい事がある。

妻はおそらく「育てる」ことも含めて子供を守る意思がある意味での「子供が好き」を感じる。
だが、夫は「俺だって子供と遊びたいもん」と言う。
【育てたい】というよりは【遊びたい】と言ってしまっていることが少々気になる。

「子供が好き」そのワードに含まれた意味はまだまだ色々考えさせられるものがある。
ペットに例えるが、そのペットに首輪をつけて鎖でつないで飼う事で【愛してる】を言う人にはどうも狂気を感じてしまう私はある意味どこか曲がっているのかもしれない。(他者に迷惑をかけないようにする最低限のマナーということには賛成だが)

話が戻るが、夫は「昔のように男は働くだけじゃダメなのかよ」と愚痴を言うが、【働く】というその男気はまたこの現代社会においては見上げた根性であると表彰したい。

パートタイマーである妻は自分で育てて行くつもりであるようだが、果たしてその金額で育てられるのだろうか?

そんな事よりもとにかく何かが合わなくて、別れたくて、子供はどちらも欲しくて、という離婚へのカウントダウンが始まっている。

さて、「養育費」というものは良くテレビでも聞くが、どうやら世間では8割支払われていないらしい。(その夫が弁護士に聞いた話とのこと)

たしかに、大好きな子供にもう会えないし関われないとなると【なんのためにがんばって働くのか?】という疑問がある。
責任はあるから払うべきとも思うが、さすがの私でもお金だけ払うのは不憫に思う。
学校もそうだが、学問だけ学ぶだけにお金を払うわけではない。その中にはキャンパスライフという経験や体験が含まれていることを忘れてはいけない。

かといって、金があるだけの夫に子供の親権が行った場合もその子供が幸せそうなビジョンは浮かばないが。

冒頭タイトルに挙げた、
「男はいらないのか?金なのか?」という疑問は結論は出しにくいが、前回の例も今回の例も残念ながら【いらない】という結果だった。

「金なのか?」という問いだが、おそらく今回の例では金もいらない結果になりそうだが、どうも現代社会の男女共同参画社会では女性でもそこそこに稼げる世の中になっており、男も金だけでは物を申せない社会になりつつあるようだ。

だが、まだまだ民間企業では女性の稼ぎは男性の7割程度という実態もあるため、さらに子育てとの両立となると厳しい現状もあると思われる。

私はそんなに働きたく無いと思うほうなので稼いでくれる人には憧れがあるが、たしかに稼いでいるからといってなんでもかんでも従順になる事を求められるとそれはそれで辛くなるのもわかる。

昨今の芸能人でもシングルマザーを選ぶ方が増えているが、理由は【子供の面倒は見たいが、夫の面倒はみたくない】というそこにあるのだろうか?

おそらくこの世には子供世話もしないし働かない妻もいるだろうから、前回も今回も子供が幸せに愛されて育つ未来が見えるため大きな問題は無さそうだ。

結論、現代社会によく言われる「精神的自立」と「経済的自立」をお互いしていることが重要なのだろう。
そして、「自分の機嫌は自分で取る」これも重要だ。

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#出産
#離婚


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