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21/22ドイツ・ブンデスリーガ第13節ヴォルフスブルク対ドルトムント試合結果

Lemです。デア・クラシカーを控え、バイエルンに引き離されないためにも重要となったこの試合ですが、どう感じましたでしょうか。私は個人的に少しの心配事と大きな収穫を得た試合になったかなと思います。詳しくは本編の方で書きたいと思いますが、一つでだけ、私的に一番よかったことはマレンのゴールも含めた全体的なプレーの質。正直この試合まで私の中での評価はドリブルがうまい選手。これだけでしたが、この試合は全然違いました。ドリブルもキレキレ、球離れもよく、プレスも効果的、狭いスペースで奪われないキープ力、そして打開力。いい意味で裏切られたなと思いました。周りとの連携が取れ始めたことが一番の要因ではないかと思いますが、これまでの2試合連続のゴール、プレーとはまた違う、一段上のプレー、本来の自分を証明するプレーをしていたなと感じました。

では、本編へ行きたいと思います。

スタメン予想の答え合わせ

前回の投稿で予想したスタメンは以下です。

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今節のスタメンは以下のようになりました。

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結果として、ヴォルフスブルクが11人中9人、ドルトムントが11人中10人合っていました。人自体はあっていましたが、ドルトムントのフォーメーション、シュルツの起用は予想していなかったので、今回の私の予想はあたっていたとはいえないかなと思いました。ただ、ヴォルフスブルクのブランクスの起用、試合での活躍をあてられたことはうれしかったです。

Lem目線の選手採点

コベル 9.0
相手のいい流れを断ち切るようなセーブを連発。安定したセービングで相手の決定機をいくつも阻止した。開始早々の失点から持ち直した精神面も評価できる。

アカンジ 7.0
守備機会自体あまり多くなかったが、失点を防いだシュートブロックは見事。後半開始早々の相手陣内でのドリブルもよかった。

フンメルス 7.0
守備機会自体あまり多くなかったが、相手に自分のエリアでプレーさせなかった。シュートブロックも見事。

ムニエ 6.5
効果的な攻撃参加が見られた。ボールに多く絡み、チームのリズムを作っていた。

シュルツ 5.5  85分OUT
攻撃のクオリティは間違いなくよかった。しかし、守備時のポジショニングが非常に曖昧。ドルトムントDF陣に混乱を招いた。ただ、シュルツだけの問題ではなく、チームの守備時の設定が曖昧なようにも感じたので、あまり評価を下げず。

ジャン 7.0 85分OUT
非常にプレスが効いていた。ドリブルも効果的であり、しっかりとPKを決めたことも評価できる。

ダフード 7.5
攻撃に厚みをもたらしていた。パスセンスも高く、攻撃においては圧倒的な存在感を示した。しかし、守備対応には問題があり、局面での対応はしっかりと共有する必要がある。

ブラント 7.5
ハーランドへのアシストはタイミング、ボールの質共にすばらしかった。攻撃への貢献だけでなく、相手パスコースの切り方もよかった。

ロイス 8.5
同点に追いつくきっかけとなるPK獲得だけでなく、攻守に圧倒的な存在感を見せた。後半86分の決定機を決めていればさらに評価をあげたが、それでもチームに欠かせない存在であることをプレーで示した。

ヴォルフ 5.5  62分OUT
よくも悪くも存在感を示せなかった。しかし、復帰1戦目とは思えない運動量はこれからのプラス材料となった。

マレン 9.5 MOM 73分OUT
これまで見せていたドリブルのクオリティに加えて、局面での打開力、キープ力、リズムを作るタメ、効果的なパスなど攻撃における影響力は今節1番。守備対応もよく、強引なドリブルからのゴールは最近の好調を象徴するプレーとなった。

クナウフ 5.5 62分IN
試合から浮いてしまっていたが、プレーの質自体はここ最近のなかで一番良かったのではないかと思った。

ハーランド  8.0 73分IN
復帰1戦目となったこの試合。これ以上ない結果を出した。

ヴィツェル 評価なし 85分IN
プレー時間が短いため評価なし。

ザガドゥ 評価なし 85分IN
プレー時間が短いため評価なし。

総括

試合を終えて、まず勝利できたことは大きい。ハーランドやダフード、ヴォルフといった選手の復帰もバイエルン戦に向けて大きな収穫となった。また、コベルやマレンといった選手の活躍もバイエルン戦に向けて大きな収穫となった。しかし、今節の戦い方ではバイエルン戦に向けて不安が残ったのも事実。今節は特にシンプルな攻撃に対する守備対応、守備時の選手の距離感があまりよくなかった。攻撃の厚み、連携は申し分ないが守備時のイメージの共有、連携は悪かった。ヴォルフスブルクはヌメチャやルケバキオといったクオリティの高い選手はいたが、全体的に淡泊な攻撃であり、雑なプレーが多かった。バイエルンは精度、クオリティの高い選手や圧倒的なゴールゲッターがおり、様々な選択肢、圧倒的かつシンプルな攻撃を持っていることを考えると今節のような戦い方では確実にやられてしまう。よって、今節はバイエルン戦に向けて確実に大きな収穫を得たが、不安要素が浮き彫りになってしまった試合となったなと思います。人を変えるのか、やり方を変えるのかなどを含めて、どう修正してくるのか。それとも打ち合うような試合に持ち込むようなプランにするのか注目したい。

最後に、今節勝てたことは次節にむけて、そして長いリーグ戦においてかなり効いてくる一勝となったのではないかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また!

Heja BVB!!!

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