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21/22ドイツ・ブンデスリーガ第18節フライブルク対ビーレフェルト~次節の対戦相手の戦いを見よう~

Lemです。今回はお試し企画で次の対戦相手の前節の戦いをLem目線で評価し、脅威になるポイント、弱点、要注意人物を前節の戦いぶりから考えていきたいなと思います。

スタメン

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18節のフライブルクのスタメンは守備の要であるN.シュロッターベックとフレッケンがコロナ陽性で試合に出場することができず、GKはアホフ、N.シュロッターベックの代わりに兄のK.シュロッターベックが先発した。

フライブルクの注目すべきポイント

フライブルク対ビーレフェルトの1戦を振り返って、フライブルクの注目すべきポイントは3つ。

①圧倒的な組織力とオプションの豊富さ。フレッケンやN.シュロッターベックといった守備の要が不在であり、プレーの局面での質や判断、強度は落ちていたものの、全選手が共通認識を持ちながらプレーしていたように感じた。また、ビルドアップやゴールキック、セットプレーも豊富であり、プレスの仕方もタイミングを見ながらプレッシャーをかけ、奪うシーンがよく見られ、組織として機能していた。

②不規則を生み出すための規則性をもっていること。ワンタッチ、ツータッチで幅を使って広く展開し、ショートパスの交換の連続でテンポを創る。そこにグリフォやギュンターといった選手のアーリークロス、チョン・ウヨンのドリブル、精度の高いパスなどで、ギャップを創り、不規則なリズムを生み出すことで、非常に相手は対応しにくくなっていた。また、守備時もこのときはこうというよりは、タイミングを見計らいながら、リスクを避けながら、確実に仕留められるところでプレッシャーに行くというここでも不規則を規則的に生み出しているように感じた。

③圧倒的な左サイドの破壊力。グリフォ、ギュンターの左サイドの選手のクロスが非常に精度が高い。幾度となくチャンスを作り、今節アシストも記録。私が個人的にドルトムントにとって嫌だなと感じたのはアーリークロス。精度が高いだけでなく、タイミングも非常によかった。運動量も豊富であるため、左サイドでほぼチャンスをつくらせなかったという意味でも攻守において非常に厄介。

フライブルクの弱点

フライブルク対ビーレフェルトの1戦から、フライブルクの戦いぶりで課題を感じた点は3点。

①フレッケンの代わりを務めたアホフのセービング能力、クロス対応のレベルが非常に低い。フレッケンは再検査で陽性であったため、ドルトムント戦欠場は決定している。そのなかでアホフのパフォーマンスはドルトムントと対戦するにあたり、大きな弱点になる。ただ、悪いことばかりではなく、よかった点もあり、フィードはよかった。

②ボールホルダーの背後からのオーバーラップに非常に弱い。その選手に中盤の選手が引っ張られて、スペースができてしまう場合や、サイドの選手がオーバーラップした選手に対してアプローチが遅れ、ズレが生じるシーンが多かった。

③右サイドの連携がよくない。パスが合わないシーンが多く、相手にチャンスを多く作らせていた。攻守においていい連携であったとは言い難い。

次節の要注意人物

今シーズン全体のパフォーマンスからではなく、18節で高いパフォーマンスをしていた選手から選びます。

①チョン・ウヨン
攻撃に違いを作り、攻撃のリズムを操っていた。ドリブルも非常にうまく、掴みづらい。パスセンスも非常に高い。

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②クリスティアン・ギュンター
クロス、アーリークロスの精度が非常に高い。運動量も豊富であり、フライブルクの攻撃の質を高める。

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終わりに

今回はお試しということで、超簡易版となりました。模索しながらやっていこうかなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。



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