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最初に読書に惹かれたきっかけは「赤毛のアン」

一番最初にお願いして買ってもらった本は、「白鳥の湖」。バレエの演目の話しだけど、バレエでは見た事がなく、本でしか読んだことがない。グイグイと引き込まれた記憶がある。
でも読書熱がついたのはおそらくモンゴメリの「赤毛のアン」を読んでからだ。
アニメの世界名作劇場を欠かさず観て、感動して、本で読んだ。文庫本で字も細かく小学生のわたしにはなかなか手強かったが、なんて素敵な世界観!美しい風景の描写!魅力的な人物達!溜め息混じりで読んだのを覚えている。物語ってこんなに現実を忘れてその世界に浸れるものなんだ。と読書の魅力に気づいた忘れられない一冊だ。
わたしもアンみたいに強くて賢い女の子になりたい。小学生のわたしに大いに影響を与えた。
そこから海外文学を読むのが好きになった。海外文学は日本とは文化や風習や風景が全然違うためその世界を想像するのが楽しかった。様々な国があるんだなあ。世界は広いなあ。そんな風に感じるのが好きだったのかもしれない。

大人になり、たくさん海外旅行に行ったが、まだプリンスエドワード島には行けていない。憧れのプリンスエドワード島。いつか、いつか、と思っていた。
でも想像したまま、心の中のあの美しいプリンスエドワード島のままでもいいかもしれないと思い始めている。想像力は羽が生えたようにふわりと心の中を動き回る。それもいい。

それからたくさんの本を読んだが、赤毛のアンはやっぱり特別な一冊だ。始まりの一冊、わたしの読書人生の始まり。


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