見出し画像

赤から監修サバ缶 テキサス産ペットナットのチャーミングな果実味

赤からは旨辛鍋や焼肉、名古屋グルメを提供する鍋料理専門店とのこと。名古屋には数えるほどしか行ったことがなく、味噌カツ、ひつまぶし止まり。赤からにはたどり着けていない。
その赤からが監修するサバ缶をスーツケースに入れておいた。400円前後だったと思う。アメリカ滞在中、ホテルでサクッと日本の味を楽しみたいときに缶詰は重宝。

合わせたのは滞在中のテキサス州で造られるワイン。ペティヤン・ナチュレル、いわゆるペット・ナット。発酵が完了していない状態で瓶詰めされ、そのまま瓶内で発酵が進むので炭酸が閉じ込められる。部屋にワイングラスがなくプラカップにて。

William Chris, Petillant Naturel, Texas, USA, 2022, 12.8%

ムールヴェードルを主体とした6品種のブレンド(65% Mourvèdre, 21% Carignan, 4% Cinsaut, 4% Malvasia Bianca, 3% Muscat Canelli,3% Moscato Giallo)。
鮮やかなオレンジがかったチェリーレッド。
細やかな泡が持続的に。
チェリー、ラズベリー、アセロラのフレッシュで陽気な果実香。パンの酵母の香りも豊かに。
ジューシーでチャーミングな甘さ。緻密で厚みのある味わい。余韻に植物の茎を感じさせるほろ苦さ、スパイス感あり好意的。
(89.5/100)(4月13日)

赤からサバ缶にワインを合わせる。唐辛子の辛味が甲高い。そしてサバはあまり崩れておらず本来の味わいをしっかりと残したスタイル。缶詰には煮汁を吸ってほろほろに崩れそうなタイプも多いが(それはそれで好き)、これは一線を画すスタイルで魚感、青魚感たっぷり。
ワインの陽気で甲高い果実味が唐辛子によく寄り添う。ただ、そこからサバの青魚特有の風味にはもう一つ入り込めないか。柑橘ソースを使ったマグロのカルパッチョなどの方がこのワインには相性がよさそう。相性: ★★★☆☆

#シーフードにワイン
#赤から
#名古屋グルメ

この記事が参加している募集

イチオシのおいしい一品

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?