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ギリシャのロゼスパークリング エキゾチックなフレーバーを海鮮春巻きとエビ焼売に

 先日、日本で大学を卒業して日本語ペラペラのフランス出身の友人に久しぶりに会うことに。ご夫人(日本人)、子供と一緒に海外からの一時帰国。週末、その友人セレクトのワインを、各々、持ち寄りの食事とともに池袋のレンタルスペースで楽しんだ。何名が集まるか知らなかったが立食でも食べやすそうなものをと、サクサク海鮮春巻き12個(1,920円)とエビ焼売12個(1,291円)を池袋のデパ地下でテイクアウト。ちょっとしたつまみや子供たちのための菓子なども買って、待ち合わせ場所に到着すると大人10名ほど、子供も10名弱、全体で20名ほど集まっていた。11~17時の会合だったが、私は小学生の子供の公開授業に参加してから向かったので、14時過ぎに到着。
 テーブルには14本ほどのワインが用意されていた。フランス ボルドー近郊出身の友人がボルドーワインをセレクトすることは少ない。フランスでも南西部のタナ品種などのエッジの効いたワインを好む。今回は、ブルゴーニュのナチュラル系スパークリングワイン(サントーバン)のスパークリングワイン、南アフリカの白・赤ワイン、山形の赤ワイン、滋賀の赤ワイン、イギリスの白ワイン、アゼルバイジャンの赤ワイン、レバノンの赤ワイン、ブルゴーニュ(ジュヴレ・シャンベルタン)の赤ワイン、オーストラリアの赤ワイン(ネッビオーロ品種!)、カリフォルニアの赤ワイン、アルザスの甘口ワイン。バラエティー豊か。

 なかでも特に印象に残ったのは、ギリシャのロゼスパークリングワイン。地場品種のアシルティコ、国際品種のシラーをブレンドして造られる。ギリシャのワインはキリ・ヤーニのものは時々飲むが、今回のマタミス・ワイナリーは初めて試す生産者のワイン。

マタミス・ワイナリー, ギリシャ, エパノミ, 11.5%, 約2,600円(小売価格)
Matamis Winery, Greece
ブルゴーニュ“ルイ・ラトゥール”などで修業した創業者。アシルティコ85%、シラー15%で造られるワイン。
色合いは鮮やかなオレンジ色。ワインには果実の甘やかさ、酸味、ほろ苦さが同居。余韻にほろ苦さや塩味のミネラル感も豊かで潮の香りも。金属をなめたような独特のメタリックなニュアンスも。スパイスのニュアンスがどことなくオリエンタルで、エキゾチック。

 サクサク海鮮春巻き、エビ焼売にワインを合わせる。ワインのミネラル感、ほろ苦さはエビの風味を増幅。甲殻類特有の力強いフレーバーにもバランスするとワインの緻密な質感と潮の香り。相性: ★★★★☆

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